留学コンシェルジュ

選ぶことの自由と決断

只今、アメリカメイン州、ポートランド空港にいます。
メイン州はバケーションステートと呼ばれていて、
これからの季節はたくさんの観光客が訪れます。
ここで取れるロブスターは大変美味しくて、しかも安いのです。
三十ドルも出せば、ボイルしたロブスターをお腹いっぱい食べられます。
アメリカ、ニューイングランドを訪れる皆さんには、
ぜひロブスター、お勧めしたいと思います。
不思議なことなのですが、高度一万メートルにいると、
自分が人に伝えたいと思うことが、どんどん湧いてきます。
あれやこれやと思考の糸が繋がり、自分自身でうなずきながら、
メモを取ることもあれば、頭の中でこれだけは覚えておこうと
しっかり記憶することもあります。
選択の自由と責任について、いろいろと考えました。
ニュージーランドで学んでいる一年留学の生徒たちの科目は
アカデミックではなく、実践的、職業訓練的と先週のブログで書きました。
「だからどうなのか」と機内で自問自答してみました。
アカデミックであれば良い、職業訓練的だから悪いのだろうかと思います。
数学、理科、社会、国語という分野であれば、大学進学に有利で、
職業に直結するような技術を学んだり、知識を増やしたりすることが、なぜ
その下位となるようなイメージを自分は持つのだろうかと思うのです。
留学という選択肢を私はこころから日本の若者に勧めていますが、
その自由を主張する一方で、私の考えの根底に有利、不利といった
社会的枠組みがあるような気がします。
学びはより自由であっていいのではないかと思うのです。
大学進学、就職に有利という合理的思考以前に、
自分が本当にやりたいこと、好きなこと、やりがいを感じられることなど、
すなおな自分に向き合うべきではないかと思います。
そのような時代になっていると思います。
私は、留学している生徒たちをほめたいと思います。
彼らの決断をたたえ、それを原点にして、異文化で学びを実践してほしいと
思っています。それが若者らしい生き方だと思います。
長い人生で見れば、知識を学ぶこと以上に、未来を予測して、
決断することが重要ではないかと思います。
そうすることで、学ぶことがより納得してできはしないかと思います。
私たちの社会が豊かになり、便利になればなるほど、
ソフトウェアが磨かれて、考え方が合理的になります。
生活がアップグレードされるのはいいのですが、
選択範囲が狭くなって、「無難な人生」が大量生産されていないでしょうか。
「それでいいのです」と若者が胸を張れるならいいのですが・・・。
いまこそ学ぶ選択の自由を活用すべき時であると思います。

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