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ボーディングスクール-卒業のための必須単位の仕組

アメリカのボーディングスクールを卒業するためにはどれだけの勉強が必要かを考えてゆきたいと思います。
卒業のために学ばなければならない必修科目は国語(英語)、数学、理科(サイエンス)、歴史および社会科学、外国語、体育、芸術、その他となります。この基本は、ボーディングスクールのみならず、アメリカにおける中等教育(ハイスクール)の基本といえます。
次に、各科目の必須学習時間ですが、アメリカの場合、同じ科目を一年間学習することで一単位というのが標準です。日本のように、週に何時間学習することで単位数の基本が決められ、それを一学年間行うという考え方に比べると、アメリカの場合、大雑把ともいえます。日本では、高校時代、一学年で学ぶ科目数は8-9科目に成るのが普通ですが、アメリカの場合、5-6科目が一般的です。
アメリカの高校は全て四年間で構成されています。日本の中学校三年生がアメリカの高校一年生にあたり、フレッシュマン、あるいはナインスグレード(9th grade)とよばれ、それから順にテンス、イレブンス、トゥウェレブスグレードとなり、別の呼称として、サーフモア(sophomore)、ジュニア(Junior)、シニア(Senior)となります。
一般的な卒業のための単位数は18~20となります。国語が四単位、数学も四単位、理科は最低二単位、歴史および社会科学も最低二単位、外国語も最低二単位です。これらを足しあげると4+4+2+2+2=14単位となります。あと四単位不足していますが、通常は、理科と社会、そして外国語が一単位ずつ加わり17単位、それ以外が芸術、体育、そして各学校独自の社会活動、課外活動などにより最低卒業単位18をクリアすることになります。
実際の高校における勉強は、高校二年生まで国語、数学、理科、社会を毎日学習し、その他、必須で体育の授業があり、自分の好きな芸術科目を取得することによって成り立っています。
日本の場合、成績は中間、期末テストの結果でほぼ成績が決定されますが、アメリカの場合、期末、中間などの大きなテスト、授業参加度、宿題および課題の完成度、小テスト(クイズ)などの評価全てが成績に反映されます。そして、それぞれの成果の成績に対する比率が各学校のガイドブックには表記されています。
アメリカの大学入試はすべてAO入試です。予備校、塾が実質的に存在しないアメリカでは、高校時代に生徒が自主的にSAT対策をすることになります。日本の難関進学校といわれるすべての高校が、中等教育での必修科目を高校二年生までには終了し、三年生になると各科目の授業でもっぱら受験対策のための授業が行われるのにたして、アメリカでは受験対策はあくまでも課外で行われています。
つづく

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