ボーディングスクール-年明けからの学校訪問
アメリカのボーディングスクールへの訪問は通常9月から12月に行います。その主たる理由は、年明け2月上旬には願書締め切りとなり、3月10日が合否は発表日と決められているからです。しかし、実際はTABSやBoarding School Reviewのサイトにあるように、300余りのボーディングスクールのうち、半数くらいは、3月以降でも出願を認める、Rolling Admissionです。これは日本でいうところの二次募集、三次募集と同様で、定員になるまで生徒を受け入れるということです。
年が明けてから、夏休みに入るまでの1月から6月上旬までの期間に学校訪問を行う場合、出願年度が問題になります。できれば、余裕をもってその年の9月入学でなく、翌年の9月入学を目指した訪問をお勧めします。
2月はボーディングスクールの訪問受付を担当するアドミッションオフィスは、3月の合否発表を控えて、一年のうちで最も忙しい時期となります。テンスクールズよびランク4のボーディングスクール群は、2月、3月の学校訪問受付をしない学校もあります。
また、1月から3月まで、アメリカ東海岸は厳寒の時期でもあり、時折豪雪に見舞われます。3-4時間で40センチ以上の積雪になることもあります。雪が降れば学校は休みとなりますから、学校までたどり着くことができても、生徒がいない状況での訪問になります。
この間に飛行機で移動する場合、空港が閉鎖されたり、フライトが遅延したりということも頻繁に起こります。この時期の学校訪問は、天候によるリスクがあることを理解することが必要です。学校につければ、学校スタッフはとても親切に対応してくれるでしょう。
3月には春休みもあります。一般的には3月上旬から中旬にかけて、2-3週間ですが、ボーディングスクールによっては、1週間のみのところや、4月の第一週にかかるところもあります。アドミッションオフィスがこの時期にオープンしていても、生徒はいませんから、3月から4月にかけてボーディングスクールを訪問する場合、生徒の有無確認も必要です。
アメリカボーディングスクールのアドミッションオフィスの対応はそれぞれの学校によって違います。日本のように、対応のスタンダードが決まっているわけではありません。したがって、学校訪問のアポを確定してから、フライト予約をするという手順になります。
学校訪問ツアー中の滞在場所の確保は、おおよそのボーディングスクールがホームページ、Admission(s)、あるいはParentsのボタンのなかで、Lodging、Hotels、として近隣の宿泊施設情報を掲載していますので、その情報をもとにして予約を取ります。日本の旅行社等で、ホテル予約を依頼すると、彼らのネットワークにあるホテルの予約しか扱わない場合もありますので、注意が必要です。