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ジュニアボーティングスクール-Fay School

学年:幼稚園-9年生、共学校
総生徒数:450名
寮生徒(6年-9年生):女子50名、男子60名
通学生(幼稚園-9年生):女子170名、男子170名
創立年:1866年
寮生徒1年間授業料:$44,460
寄付金貯蓄額:約3500万ドル
Fay Schoolはボストンから車で40分あまりのところにあります。総生徒数が450で、ニューイングランドのジュニアボーディングスクールのなかではもっとも生徒数の多い学校です。寮生徒数は110名と通学生徒の3割程度と、他のジュニアボーディングスクールと比較すると少ないですが、ボストン近郊という好立地条件が通学する生徒が多いことにつながっていると思います。
Fay Schoolは他のジュニアボーディングスクールに先駆けて80年代の終わりにESLクラスを設置しました。当時、ESLのあるジュニアボーディングスクールはFay Schoolのみだったと思います。日本のバブルが崩壊する前は毎年数名の日本人留学生を受け入れていましたが、その頃でもFay Schoolの留学生の主流は韓国からの生徒でした。
近年、Fay Schoolはその入学難易度が高くなりつつあります。2012年以降の入学審査に関しては、TOEFLあるいはTOEFLJUNIORのスコア提出が必須となるでしょう。ジュニアボーディングスクールに入学するのにTOEFLあるいはTOEFLJUNIORのスコアが要求されることは、日本人にとってその合格難易度は極めて高いということです。おそらく、小学校時代に複数年の海外経験をしているいわゆる「帰国子女」か、インターナショナルスクールに通っている生徒でなければ、TOEFLなどは点数にならないでしょう。
Fay Schoolは大きく変わろうとしていると思います。留学生にかなり高い英語力、学習力を要求するということで、テンスクールズあるいはランク4以上のボーディングスクールへの進学を目指そうとしていると私には思えます。90年代は他のジュニアボーディングスクールと同様に、生徒の意欲と標準的な学力があれば、卒業までしっかりと彼らを世話し、隣にあるランク4のボーディングスクール、St Marks Schoolに多くの生徒を進学させ、留学生たちも自分の学力に合ったボーディングスクールにそれぞれ入っていました。しかし、今はより学習難易度の高いボーディングスクールへの入学を生徒たちに要求するようになっていると思います。
ESLクラスはこれからも存続すると思いますが、留学生への合格のハードルが高くなることで、まず初級ESLはないと考えるべきでしょう。中級といっても、日々のジャーナル(日記)、英語でのプレゼンテーションなど、その内容も高度なものにこれから移行してゆくことと思われます。
2012年、Fay Schoolを再び訪問するときにより詳しく、留学生受け入れについての詳細を確認します。

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