ジュニアボーティングスクール-Indian Mountain School
学年:幼稚園-9年生、共学校
総生徒数:260名
寮生徒(6年-9年生):女子42名、男子43名
通学生(幼稚園-9年生):女子87名、男子88名
創立年:1922年
寮生徒1年間授業料:$46,250
寄付金貯蓄額:約59万ドル
Indian Mountain School(IMS)は中学校を中心としたジュニアボーディングスクールです。幼稚園から6年生までを受け入れる学校としての機能は持っていますが、実際の生徒数は1学年が10名にも満たない小規模のものです。学校はコネチカット州のLakevilleという小さな町の郊外にあり、ニューヨークから車で2時間ほどのところにあります。
入学に際しての英語力は、基本的な挨拶と自己紹介くらいできれば、十分に入学考査の対象となります。学習力に関しては、日本での成績がおおよそ平均以上であることが条件です。
留学生受入れのためのESLクラスがあり、初年度、英語力のない留学生はESLクラスで英語全般について学習します。留学生が初年度、たとえば7年生に入学したとすると、英語(留学生のESLクラス)、数学(一般クラス)、理科(一般クラス)、社会(一般クラス)、体育(PE)などを取ります。社会と理科については、留学生は英語力というハンディがあるために、個人教授による補習、試験問題量の軽減、試験時間の延長などの特別な配慮がなされることがあります。また、留学生に対してアドバイザーを担当する先生は、時間が許す限り、個人的学習指導をはじめとして、不慣れな生活をカバーするための生活指導にあたります。
留学生家族が学校を訪問するときは、校長先生が不在でない限り、自らが親に対して学校の理念、方針、教育内容の説明に数十分の時間を割いてくれます。「IMSの特徴は」という質問に対して、校長自ら、「私は生徒すべての名前や性格を知っています」という回答が返ってきます。確かに、全校集会に出席してみると、校長を含め先生方は、質問で挙手をする複数の生徒に対して、ファーストネームで生徒を指名していました。
進学については、車で5分ほどのところに、テンスクールズのひとつであるHotchkiss Schoolがあり、プールなどの体育施設の一部を共用するなど親密な関係にあります。また、近隣のボーディングスクールThe Gunneryへは毎年、10名程度の生徒が進学するようです。進学のための学校訪問は、基本的には生徒の親主導で行われますが、留学生で親が何らかの都合で学校訪問ができないような場合、親からの依頼があれば、生徒と担当アドバイザーの先生でニューイングランド地方にあるボーディングスクールであれば、学校訪問も考慮してくれるようです。