ジュニアボーディングスクール-入学難易度
ジュニアボーディングスクールは英語力を要求する学校と、英語力がほとんど必要ない学校に大別されます。6年生あるいは7年年生(中学校1年)からの入学を目指す場合、英語力を必要とする学校は、Fay School、 Fessenden School、 Eaglebrook School、英語力がほとんど必要ない学校は、Indian Mountain School、The Rectory School、Rumsey Hall School、Bement School、Hillside Schoolなどです。
近年の韓国、中国からの志願者の増加で、ジュニアボーディングスクールへの入学難易度が上がる傾向があります。彼らは英語力、学力ともに優秀な生徒が多く、アメリカでの中学、高校、大学まで、一貫した教育のグランドデザインをもってジュニアボーディングスクールに入学してきます。したがって、中学校1年生くらいで、日本でいうと英検2級くらいの英語力を習得しているのが一般的です。
ボストン近郊にある、Fessenden School、Fay Schoolは立地条件に恵まれ、留学生受入れの経験、実績とも十分にあり、留学生志願者の英語力が、年とともに高くなっています。男子校として難関ボーディングスクールへの進学実績の高いEaglebrook Schoolも留学生志願者に対して、日記が書ける程度の英語力、通常の生活に困らない程度の英語力を要求します。
英語力が必要ない学校については、入学の合否は本人の意欲と学習力にかかっており、面接での印象が合否の重要な要素となります。面接は必須ではありませんが、スカイプや国際電話による面接は、日本からの志願者の場合、ほとんど不可能と思います。やはり、現地に親子で赴き、英語力がなくても笑顔と意欲をもって、自分をアピールすることで、受け入れる側も安心でき、その意思疎通が合格に繋がります。
推薦状については、英語、数学、その他1通が必要です。書式はそれぞれの学校が定めるもの、あるいはTABSのコモンアプリケーションを使いますが、意欲があり、通常の学力があるという程度の評価をもらえば問題ありません。一般的には推薦状の良し、あしで合否が決まることはありません。
その他、TABSのリストにある中学高校一貫のボーディングスクールへの中学レベルでの入学に関しては、留学生志願者そのものがとても少ないので、はっきりとした入学難易度はわかりません。もし、中学高校一貫ボーディングスクールへの入学を中学校から希望される場合は、出願前に英語力、学力などの基本的な条件をアドミッションオフィスに確認することが賢明です。日本の入試と違って、アメリカの場合、ざっくばらんにそのような質問にもアドミッションオフィスは答えてくれます。