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ジュニアボーティングスクール-進学状況

寮生活、学習カリキュラム、クラスの編成、課外活動、学校関連ネットワークなど、ジュニアボーティングスクールはボーディングスクールの準備のためにあるといえます。したがって、ジュニアボーティングスクールの卒業生はほとんどがボーディングスクールに進学します。
ボーディングスクールの出願書類と入学考査方法は、ジュニアボーティングスクールと相似しており、ほとんどの学校がアメリカ東海岸に集中していますから、9年生の秋から冬にかけて、学校選択、推薦状作成、成績証明書作成、出願書類作成、SSAT受験、TOEFL受験など、受験生はそれぞれの担当教師と順を追ってボーディングスクールへの受験ステップをこなしてゆきます。
また、ボーディングスクールからアメリカの大学への進学プロセスもSSATがSATに変わる以外は同じことの繰り返しと言えると思います。
ジュニアボーティングスクールに入学するということは、自動的にアメリカの大学進学に対する基本準備を学ぶことにつながります。
出願校は通常5-6校です。合格チャレンジ校と安全圏校を選択し、通常9月から12月くらいまでに学校訪問、面接を終えます。この学校訪問は絶対に必要と考えてください。それぞれのジュニアボーティングスクールはボーディングスクールとある程度の親密な関係があります。たとえば、インディアンマウンテンスクールは、車で10分程度のホッチキススクールの体育施設を使わせてもらっています。ジュニアボーティングスクールがそれぞれ独自で築いている「コネクション」を有意義に活用するためにも、学校訪問は必須です。
ボーディングスクールの願書締め切りは1月末から2月中旬です。日本のように、出願時に全ての書類をそろえる必要は通常ありません。面接時にお互いの相性を確認し、出願者は全ての面接を終えて、自分のなかでの進学先の優先順位を決めたうえで、出願を辞退しても問題ありません。
チャレンジ校の受験で、SSATやTOEFLのスコアが足りない場合は、願書締め切りまでにベストなスコアを提出すれば良いわけです。
ジュニアボーティングスクールで学ぶ生徒の進学先は、当然ながらテンスクールズおよびその下にランクされるボーディングスクールが多いわけですが、テンスクールズに合格しても、あえてランキング的にはその下の学校を選択する生徒もたくさんいます。テンスクールズのように、規模が大きく、優秀な生徒の多い学校よりも、寮生の数が半分くらいであっても、生徒と先生の親近感、自分が興味を持っているスポーツ、芸術面での活動状況、課外活動の多さ、そして学校訪問時の直感的印象などから、ランク4、ランク3.5の学校を選択するというアメリカの生徒は珍しくありません。

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