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USボーディングスクール情報-Peddie School

ニューヨーク市から電車で一時間ほど南下したところにプリンストン大学があります。この大学近辺にあるボーディングスクールが、Peddie School、Hun School of Princeton、Lawrenceville School、Pennington Schoolです。
Peddie Schoolは創立1864年、総生徒数557人、9年-12年生、寮生徒が62%、留学生比率14%とデータにあります。寄付金資産278ミリオンドル(約350億円)のこの学校は、テンスクールズに匹敵する入学難易度と言えるでしょう。留学生の出願の基準としてのTOEFLスコアは100点といわれています。またSSATも必ず提出する必要があります。
日本の中学高校での成績がたとえオール5であっても、英語ができなければ入学できません。それではどれくらい英語ができる必要があるかということですが、面接の時に、明確になぜボーディングスクールで学びたいのか、そこで何を得たいのか、将来は何を目指したいのか、また日本の学校での経歴、課外活動、体育、芸術の分野での興味と実績など、相手が納得理解できるように順序立てて説明する必要があります。
話す、聞くという英語力のみならず、出願者は10項目程度の学校からの質問に筆記で答えることが要求されます。「あなたを変えた人生のできごとについて書きなさい」、「過去1年間のなかで、もっとも印象深い本について書きなさい」などの質問です。これはテストではないので、作文に関しては、誰からどんなアドバイスももらえますし、時間も好きなだけかけられます。それでも、文章には、しっかりと出願者の「性格」や「知的好奇心」などが出るものです。人からの受けうりの文章は必ず見破られます。また、人に書いてもらった文章をもとにして、万が一、入学できたとしても、入学してから真剣に困るのは、出願者本人です。「それでも入ることができれば良い」とは考えないのが、ボーディングスクールの文化といえます。
Peddieを例にとり、アメリカの超難関ボーディングスクールに合格できる生徒を考えます。
・TOEFL80点以上
・成績4以上(1-5段階評価)
・スポーツ、絵画、音楽、演劇、ダンス、社会活動など学校における学習以外の分野で、自他共に誇れる具体的な実績があるかどうか
・特異な能力:3カ国以上の言語に堪能であるなど
Peddie Schoolの受験に関しては、具体的な学習能力の競争というよりも、それぞれの学校が求めている最低限の学習能力があれば、「人間力」がとても重要であり、それを証明するために、面接の比重がとても高いといえます。最近は、スカイプなどの在宅面接もあるようですが、現場に足を運ぶほうが、学校と志願者、双方にメリットがあるといえます。
ニューヨーク周辺のボーディングスクールは意外とカジュアルです。この学校も例外ではありません。設備面、カリキュラム、生徒たちの様子など、世界の中等教育に関する一つの明確な自己主張を感じることができるPeddie School、日本で教育に携わる人々にもぜひ見てもらいたい学校の一つです。

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