留学コンシェルジュ

NZ99便のホスピタリティ

ニュージーランドからの帰国フライト、NZ99便、私の席の電子機器が
全く機能しないというトラブルがありました。
結局、その機能が直らないままのフライトとなりました。
ニュージーランドからの帰国便は昼飛ぶので、窓からの光で本は読めたのですが、
テレビモニター、室内灯、オーディオ機器は全く使えませんでした。
このような時、各飛行機会社は、マイレージ加算や換金のできるクーポン券を
トラブルにあった乗客に発行するのですが、今回のフライトアテンダントは、
ホスピタリティという点においては、とても優れていました。
私の席は、プレミアエコノミーだったのですが、ドリンクは
ビジネスクラスのものを提供してくれました。
また、クーポン券の入った封筒には、手書きで今回の不都合のお詫びと、
その使い方が丁寧に書かれていました。
不具合の座席は2つで、私には日本語、そしてもう一人の
ニュージーランド人と思しき女性には、英語で書かれていました。
もちろん、フライトアテンダントは、日本人女性でした。
搭乗してからの座席の不具合でクーポン券をもらったことは、
今まで、何度かありましたが、今回のような見事な対応は初めてでした。
10時間あまりのロングフライトとはいえ、2回の食事と
1回のスナックを乗客に提供し、その合間にB5サイズくらいの紙に
15行ほどの文を英語と日本語で書くわけですが、 
その配慮が素晴らしいと思います。
クーポン券は英語ですが、何も書かなくても必要事項は説明されています。
それでも手間と時間のかかる手書きで書くことで、
その人の誠意が伝わってきます。
このようなホスピタリティは小さい時から学校で教えられないものでしょうか。
人の優しさ、思いやり、気遣い、共感などは、多くの場合、
知識よりも教養よりも人を輝かせるものではないでしょうか。
ニュージーランドでは、ホスピタリティが
学校の正規の授業として教えられています。
世の中に出ると、試験の点数よりも、人との関係を考えることが重要になります。
英語圏の国に比べて、日本はホスピタリティの質の高い国であり、
その評価は世界でも有数と思います。
それをより磨き、輝かせるために、教育に取り入れられても
良いのではないかと思います。

関連記事

関連キーワード

留学コンシェルジュ

TOP

株式会社KITE小学生・中学生・高校生専門の海外留学サポート イーコンシェルジュ / 運営(株)KITE〒102-0082 東京都千代田区一番町6 相模屋本社ビル7FTEL 070-8381-6486