リーダーシップ教育について4 & NZ Again
究極のところ、子どものリーダーシップを取っているのは、お母さんではないでしょうか。留学コンサルタントという仕事を30年間やってみて、私は今そのことを実感しています。そのスタイルには、率先型、支援型、放任型、独断型、放言型などがあると思います。どんな型であれ成功の要はお母さんのバランスのとれた愛情であると思います。
ボーディングスクールの先生のみならず、教育に携わる人々は、現場で子どもたちと深くかかわればかかわるほど、その愛の大切さに気付いていると思います。その反面で、多くのお母さんたちは、自分の子どもとの距離が近すぎて、あるべき愛情が見えていない、あるいは見ようとしないといったことがあるのではないでしょうか。
わが子の留学をとおして、「自らの勉強になった」、「子どもから教えられた」、「自分も留学したくなった」などのお母さんからの意見は、物理的な距離を超越した、精神的な親の絆の強さを証明するものです。そして、そのような境地に至ったお母さんの子どもたちは、みな元気に自分の将来を自主的に選択してゆきます。
リーダーシップは特別に机上の学習によって、習得されるべき科目ではないと思います。今まで子どもたちが学んできた集大成の一つとして、リーダーシップはあります。
私は今、このブログをニュージーランドへ向かう
ニュージーランド航空90便の機内で書いています。
今月、ニュージーランドではオークランドで雪が降るという
異常な気象がありました。日本でも以前にはなかったゲリラ豪雨が
気にかかります。
私は留学相談に来られる皆さんに学校を訪問することをお勧めしています。
留学の成功は、学ぶ本人の納得にあると信じているからです。
本人が納得しているのであれば、学校訪問の必要はありません。
英語圏の国々を訪れるたびに、新たなる発見と気づきがあります。
時には同じ学校を複数回訪問することもありますが、
学校の表情も当然のことながら、毎回違います。
今回のニュージーランドの学校訪問は、インテグレーテッドと呼ばれる
統合校(私立で発足して国の資金的援助を受けている学校)と公立中学校
(Year7-Year8)を組み合わせて行います。
さて、オークランドから首都ウェリントンまで国内線で移動しました。
レンタカーを借りて、そこからマスタートンという小さな町にある
St. Matthews Collegiate Schoolを訪問し、次の訪問学校のIona Collegeのある
Havelock Northの小さなモーテルで本日の移動は終了です。
300キロ強を走りました。
モーテルのご主人に最寄りのレストランを
紹介してもらったのですが、この町の古い郵便局を改装したレストランで、
これが当たりました。同行した11歳の女子生徒もお母さんも
メーンがパンフライサーモンとビーフのフィレ、
デザートがアイスクリームとなんとかのブリュレ
私は本日のフィッシュ(白身の魚)とシャルドネで
300キロの走行の疲れも飛んだようです。
St. Matthewsのデピュティープリンシパル(副校長)先生自らが
学校の案内役だったのですが、先生がクラスに入り、
グッドアフタヌーンエブリワン、ウィーハブゲスツ、トゥデイ
フロムジャパンというと、15名ほどの女子生徒全員が起立して、
グッドアフタヌーンミセスホズワースと言います。
副校長は得意げに、You may sit down!
日本であれば、数十年前の私立校の風景でした。