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Waitaki Boy’s High School訪問

Waitaki Boy’s High Schoolを案内してくれたのは、この学校に赴任して2年目になる校長、Darryl Patersonさんでした。今まで38年間、英語圏の国々の学校訪問をしてきましたが、校長先生自らが施設案内をしてくれたのは、この学校が最初です。
オマル-の町には、先日紹介したSt Kevin’s Collegeとこの学校そして、Waitaki Girl’s High Schoolの3校の高校があります。
この学校は今回訪問したなかでは唯一の公立学校です。オークランドやクライストチャーチ、そしてウェリントンといったニュージーランドの主要都市とその近郊にある学校では、公立の学校は共学が圧倒的多数ですが、都市部をはなれると公立であっても男子、女子別の学校として公立学校が成り立っているところは、日本の高校事情と似ていると思います。
下記、この学校の基本情報です。
総生徒数:484人(男子校)
学年:9年生~13年生
留学生:受け入れ学年:9年生~13年生
創立年:19年
現在の日本人生徒数:1名
留学生総数:5名
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公立であっても寮のある学校がニュージーランドにはあります。大きな都市はそのようなニーズがありませんが、酪農、畜産、羊毛などの家畜産業が国の経済の重要な位置を占めているニュージーランドでは、地方に大きな農場が多く、そこの子どもたちは9年生から始まる高校への通学が遠すぎるため、月曜から金曜までは寮で過ごし、週末は自宅に戻ります。彼らは5 day boarding studentと呼ばれます。そのようなニーズを満たしているのが、この学校です。
この学校の中央には、全校生徒の集会場となる講堂があります。講堂の正面の壇上には、ニュージーランドが参加した大戦で殉死した卒業生の名簿があります。公立の学校ですから、特定の宗派や教義はありませんが、戦没者リストは、アメリカのテンスクールズの一つペンシルバニア州のHill Schoolにもありました。
国のために犠牲になった人々を祀るその精神は、いずれの国においても生きていると感じます。
校長先生みずからの学校ツアーは、40分ほどで終わり、その締めくくりは校長室での質疑応答となりました。ニュージーランドの中学、高校はごく一部のIBプログラムを持つ学校を除き、留学生はほぼ全入であり、この学校も例外ではありません。こちらからのスポーツ活動に関する質問に校長先生が明確に回答するだけでなく、活動リストを手渡してくれました。
留学生の極めて少ない学習環境は、St Kevin’s College同様に英語力を十分に伸ばす機会が十分に与えられます。英語力が初級でこれから3年間の留学を寮で考えている男子にはお勧めできる学校です。

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