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休日曜コラム 大学への学校訪問

今年の彼岸の中日は、真冬のような天気になりました。
出勤にもコートの要らない日が続きましたが、雪の降るような日なので、
風邪をひかないよう、お墓参は暖かくしておでかけください。
今日から春休みが終わる4月の上旬まで2回の学校訪問があります。
27日までがニュージーランド、そして31日から4月8日までが
アメリカ東海岸地方の大学を訪問します。
大学訪問は中等教育のコンサルタントとして、守備範囲が拡大される
試みとなります。
訪問先の選定については、ジュニアボーディングスクールはその数が
10校あまりと少ないので、ほぼ迷いはありません。
高校としてのボーディングスクールは、ジュニアボーディングスクールの
30倍くらいの数がありますが、経験値から判断するランキングは
自信があるので、プラン作りはスピード感を持って進めることができます。
新たな分野ともいえる大学についてですが、
いざこの分野に踏み込んでみると、そこには、日本とは全く別の
学校体系があることがわかります。
私立の大学は、アメリカの場合その多くがリベラルアーツ系の学校です。
それに対して、公立であるところの州立大学は、生徒数も多く、
総合大学が多いことがわかります。
日本のような国立の大学はアメリカには2校しかありません。
陸軍と海軍が直接に運営する士官学校、通称、ウェストポイントと
アナポリスです。
近代における国の成り立ちが全く違うアメリカと
日本ですが、その教育体系や学校を考える時に、自国の概念を
あてはめようとしている自分に気づきます。
その典型が偏差値です。
ボーディングスクールと同様に、大学でもいくつかのランキング表は
ありますが、偏差値を取り上げて現地の教育者と話ができません。
大学選択においても、アメリカではランキングや評判よりも、
自分に合っている学校という基準がアメリカ人あるいは欧米人にとっては、
一般的なのかもしれません。
少なくとも、ランキング順位で自分の進学先を決めるというような
教育文化は見当たりません。
教育もこれからグローバル化が進むことは間違えありません。
それゆえに、中等教育、高等教育という道筋に一貫性のある考えで
望まないと、情報に翻弄されてしまうかもしれません。
今回の大学訪問でその一貫性のもとになることがらを
見出せるように努めたいと思います。

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