留学コンシェルジュ

家族の力

留学して半年ほどたつと、留学生たちは海外生活第2ステージに入り、
留学当初とは違った意味でいろいろと考え始めます。
ある程度、周囲の人々も、学校での日常も理解できて、視野が広くなれば、
当然ともいえます。
この時期、留学生本人と受け答えをするお母さん
も忙しくなります。お母さんと本人との「関係」も第2ステージです。
物議が増えて、お互いの精神的プレッシャーも大きくなります。
長くいろいろなご家族のお世話をしていると、「家族の力」の大きさと
大切さをしみじみ感じます。
親子というのは、喧嘩してもすぐに仲直りできます。
お互い、時間を気にせず話もできます。
話だけでなくて、アドバイスや助けを仰ぐこともできます。
そして、何より親は留学生のスポンサーです。
スポンサーとしての親がいなければ、留学は当然成り立ちません。
10代の留学というのは、かっこよく華やかに見える場合もありますが、
家族、とくにお母さんの下支えがなければ、現実的には、
とても不安定で不確かなチャレンジであると思います。
そして、スポンサー兼保護者として親が考えさせられるというのが、
私の正直な意見です。
考えさせられるのは、親子の関係であることは間違えないことですが、
さらに踏み込むと、子どもという鏡に映った、
母としての「わたしの姿」であるようです。
わが子に対する無償の感情がともすると、「あなたのためよ」という
自分自身への大義名分に包まれて、実は「自分の満足に向かっていた」
といった趣旨の発言をされるお母さんが今までに多くいました。
親子ともに問題の渦中にあるときは、見えてこないと思いますが、
卒業を迎えてお母さんに留学を振り返っての印象を尋ねると、
ほとんどすべてのお母さんが「子どもの成長=自分の成長」と言います。
そして、「あの子も勉強したと思いますけど、私も(人生の)勉強になりました」
という結論になります。この結論が不思議なくらい、
皆さん一致しています。
私は仕事を通じて、親子の関係を見ています。
コンサルティングという仕事は、個別のご家族のお世話ですから、
システムを作りにくく、マニュアル化できない部分が多くある仕事です。
しかし、ひとつ一つのケースによって、私も成長させてもらっていると
私は考えています。
グローバルの原点は家族というのは私の信念です。
親が子どもを個人として尊重し、子どもは親に対して感謝する。
この当たり前のことを、留学を終了した親子はとても大切にしています。
それが崩れない限り、高等教育へのステップは難しくはないと
私は確信しています

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