ニュージーランド留学-なぜニュージーランド?
3種類に大別されるニュージーランドの中等教育機関、中学・高校の学校選定はアメリカやイギリスのボーディングスクール選択とはまったく異なると思います。第一になぜ「留学」するかということを明確にします。
・将来職業に役立つ英語力をつけたい
・英語圏での留学は小さいころからの夢だった(本人)
・留学はさせてあげたいがかなり費用がかかりそう(親)
・このまま受け身の人生で終わるのはイヤ(本人)
・勉強も部活も中途半端、このままでいいのだろうか(本人・親)
・問題解決能力をつけさせたい(親)
英語圏のボーディングスクールはそれぞれに学校固有の個性があります。自立の精神、豊富な教養、社会貢献への意欲などなど、「お題目」としてでなく、それをどのようにして子どもたちに身につけさせるか、その実績をあげることで学校が成り立っている、いわば独立採算経営と言えると思います。しかし、1クラス15人以下と言う少人数制、子どもたちを指導、管理するための多くの職員、体育館、プール、劇場、学校によってはスケートリンク、乗馬設備などの施設維持のための費用など、年間授業料は必然的に高くなります。
たとえば上記にあげた目的を達成するために、個性豊かで、人員と施設が充実したボーディングスクールである必要は必ずしもないと私は思うのです。留学の目的は結局「英語力」、「主体性」、「忍耐力」を自ら創り出すことにあります。「わからないどうしよう」という今まで未体験ゾーンの課題を克服するところに留学の真価があり、これこそがこれからの若者に期待され、担わされるグローバルな役割であると思います。満たされないことがらを安全に費用的にも低リスクで乗り切れるその場をニュージーランドは与えてくれると私は信じます。
その要はニュージーランドの留学生受け入れシステムにあると思います。他の英語圏の物理的事情、たとえば人口、広さ、教育システムなどを考えると、ニュージーランドは一つの国というよりも地域と言えないでしょうか。カリフォルニア州の半分以下の人口、イギリスの1/10以下の人口という状況です。さらには、留学生受け入れ後発国として、受け入れ開始時にESL、留学生の異議申し立てのシステム、ホームステイ受け入れの基準などをあらかじめ作りました。
中等教育機関への留学を目指す家族にはそれなりのこだわりがあって然りと思います。そして、精神的なこだわりの8割くらいはとにかく留学を実行することで満たされると私は考えます。
一つの学校に留学生管理がすべて集中しているニュージーランドは私にとって、生徒をお世話しやすく、連絡もスムーズに取りやすいのです。ホームステイ留学はニュージーランドを重点的に行う理由がそこにはあります。