ニュージーランド留学-年間スケジュール
ニュージーランドでの新学期は、すべての学校で1月から2月にかけて始まります。季節が北半球の逆ですから、夏休みは12月、1月となり秋に向けて新学期がスタートします。ニュージーランドでは殆どの教育機関が4学期制で1学期の長さは10週間ほどになります。学期と学期の間には2週間ほどの休み(ターム・ブレイク)が入ります。
アメリカ、カナダ、イギリスと異なり、ニュージーランドでは休み期間中、学校の留学生担当部門が滞在先を確保してくれます。寮が閉じればホームステイを学校が主体的に手配してくれます。アメリカ、カナダ、イギリスのボーディングスクールでは、学校が主体的にホームステイをお世話するということはありません。寮を出なければならない期間の留学生のお世話は、学校でなくガーディアンという現地で親代わりをしてくれる人に委託します。
留学生お世話の機能と人員がそれぞれの学校に完備されているニュージーランドの留学システムを私は大変評価します。
一般にターム・ブレイク中、留学生はホストファミリーと一緒に過ごします。ホストと一緒に1週間程度の旅行に行く生徒もいれば、学校の勉強から離れて、自由に過ごす生徒もいます。ホスピタリティーに積極的なニュージーランドでは、ターム・ブレイク中に留学生のために南島、北島の観光スポットをめぐるツアーも企画されます。ヨーロッパ、アジア、南米などからの留学生がバスに乗って1週間から2週間のツアーは大変魅力的なものだと思います。オプションでバンジージャンプ、ホワイト・ブラックラフティング(川くだり・洞窟探検)、スカイダイビング、乗馬なども用意されています。参加費は2,000ドル~3000ドルあまりです。
学校の正式なスケジュールでは12月の半ばまで学校の授業は行なわれることになっていますが、高校の3年間(year11, 12,13)においては、11月半ばころから、学年末試験が行なわれ、12月上旬にほとんどの試験が終了するため、その後生徒は学校に来る必要はないのが慣習となっています。したがって、留学生は11月末ころから日本に帰国します。再渡航するのは1月末、新学期が始まる日の2-3日前というのが一般的です。
入学の時期は新学期の1月下旬が理想的ですが、英語力があまりない場合、5月上旬から始まる2学期ないしは8月初頭からの3学期から入学し、その年度は英語力を充実するのに当てて、翌年の新学期からメインストリーム(通常の学習過程)に入り卒業を目指すというのが、私が勧めているニュージーランド留学のプランです。