留学コンシェルジュ

これからの日本の教育 - 9子どもたちからのメッセージ

先日に続いて生徒からのメッセージをご紹介したいと思います。
私は先生とは違う立場で生徒たちと接します。
留学準備と留学中のアドバイスや対応が私の役割です。
留学準備の段階ですべて私がお世話する生徒に英語の基本を伝えたいのですが、
距離や時間の関係ですべてとはいきません。
幸いにも今日ご紹介する生徒はニュージーランドに渡航する前6回程度、
英語を教えることができました。
私のレッスンの特徴は「余談」が多いことです。
文法、読解いずれのレッスンにおいても、すぐに私は脱線します。
たとえば、教材にシェークスピアが出てくると、
「世界の高校でロミオとジュリエットは高一の必須と言っていい。
あの有名なバルコニーシーンで、ジュリエットが『ロミオ、ロミオ、なぜあなたは
ロミオなの』という台詞があるが、英語でなんというか。Why you are Romio?
これからの日本の教育 - 9子どもたちからのメッセージ
じゃない、もちろんWhy are you Romio?なんて野暮、言うなよ」
ナポレオン、マーチン・ルーサー・キング、南北戦争、宗教改革、ルネサンスなど
教材テーマにすぐ反応します。すくなくとも1/4(1/3?)は余談です。
さて、今日の生徒の特徴はというと、私の余談の熱心なリスナーでした。
私の話を聞く時の彼の目はいつもにこにこしていて、元気がよかった。
しかし、英語となると応用がきかない。ちょっと固く、類推的柔軟性に欠ける。
だから、「留学するんだよな、向こうにけば、英語しか通じねんだ。そりゃ、言葉
だからな。そんなこと気にするなよ。英語ができねぇなんて考えても悩んでも
無駄だからな。だって、できねんだから。英語じゃ、勝負できねぇって、
かんねんすることよ。そして、自分がもっとも得意するもので勝負する。
お前の存在感を示す。プライドを大事にしろよ。男は、女ほど柔軟じゃない。
だから、考えろよ・・・」
私の言語中枢にはアドレナリン・ターボ機能が付いているのかもしれません。
さて、余談はさておき、渡航後3カ月が過ぎようとしている彼からの
スカイプメッセージは、日本の地震を憂い、現地での生活に慣れたこと、
英語が話せるようになってきたことに続き、彼の高校区で行われた、
800メートル競走で優勝、なんと南島大会に出場決定。学校は彼にコーチを
つけてくれたそうです。そしてサッカー部にも所属。
(このスポーツなんでも性が白人文化の特徴ともいえると思います)
毎日10キロほど走り、大変だが充実しているということでした。
つづく

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