日曜コラム - ガソリンスタンドの列
昨日、自転車で図書館に行く途中、いつものデパートへの車の列が
見られませんでした。その代わりに営業しているガソリンスタンドへの
長い長い今までに見たことのない列が見られました。
先日ブログでご紹介しましたが、石油関連に詳しいお父さんからの
情報によりますと、タンクローリーは稼働しているのだそうですが、
どうして1キロにも及ぶ列ができるのでしょうか。
ガソリンだけでなく、いつも品物であふれかえっているコンビニやスーパーで
空き棚が目立っています。
供給源の問題なのか、流通がマヒしているのか、
本当のことを誰が把握しているのかと思います。
原発からの放射能漏れも同様です。
毎日、テレビをつければどこでも原発のニュースを流しているにもかかわらず、
核心の「これからどうなるのか」については不明確です。
こうゆう事態も考えられる、もしこれこれならば、このようになるなど、
聞くほうが求めているのは、「もし」とか「だろう」ではなく、
「こうだ」という話者の確信だと思います。
もちろん、話者もわからないのだと思います。
しかし、「わからない」というのは大変重い言葉で、
とてもマスメディアでは使えない。
いっそ、「わかりません」と言ってもらったほうが、私は納得します。
ガソリンを求める長い列も、飲食料の買いだめも、もしかするとこころのなかの
「不安」が具現化されたものかもしれません。この長い列のなかに、
何人のひとが、ガソリン計が「E」になったから入れに来ているでしょうか。
人、物の運送を仕事とする人が困っていると思います。
ここ川越では、いつもごった返している回転ずしの待ち時間がほとんどなく、
渋滞が絶えない市内の主要な観光をかねた道路などは閑散としています。
しろうと考えですが、レストラン、食堂などが通常通り稼働している
ということは、流通はマヒ状態ではないと思います。
先週来の混沌のなかで、人々の意識の流れがドラスティックに変わったのを、
私は週末の街で見る思いがします。
私事で恐縮ですが、今日は私の父の法事です。これから出かけるのですが、
地方の幹線道路の込み具合はどうなっているでしょうか。
天の父には、この混沌にあっても、穏やかで、必要なことを、
しっかり行えるように、すなおで強いこころを持てるよう、
お願をしたいと思っています。