昨日の地震
昨日の地震
多くの皆さんがそうであったように、私も昨日は帰宅がかなわず、
友人のオフィスで一夜を過ごさせていただきました。
携帯が繋がらず、家族等との連絡に難儀した方も多いと思います。
動き出した地下鉄でオフィスに戻り、メールをあけると、
海外にいる生徒、学校からの「無事の確認」メールが多々あり、
現状を報告しました。
昨日の東京の幹線道は人の流れが多く、ここ東京の中心近く竹橋あたりの交番で、
「葉方面はどの道ですか」と質問している人もいました。
1ヶ月あまりの間にクライストチャーチと東京で地震を体験した私ですが、
良いことを見つめようとしています。そして、感じたことは、
大きな災害があっても、両方の都市ともに暴動や盗みなどが見受けられず、
多くのボランティア的人々が被害を受けた人を援助する姿勢に
ニュージーランドも「日本も良い国だなあ」と感謝するばかりです。
また、被災した夜を一人で過ごすことなく、一緒に話せる友人が
いたこともありがたいことだと思います。
携帯も固定電話もつながらない中で、NTT回線のラインが
友人のオフィスの階下のオフィスにつながり、彼とつながれました。
まだ早朝の時間に、友人の神楽坂にある友人のオフィスから、
外を見ると、ゴミ収集車がいつものように動き、
閑散とした地下鉄駅に、電車が入り、竹橋のパレスサイドビルのエレベータは
稼働しており、9階から下を見ると、首都高に車が走り、
オフィスメンテナンスの人たちが数人で少し剥がれた天井壁を修理していました。
そして、なんとお掃除を担当する人が、トイレをいつものように掃除しているのです。
斉藤:こんなときでも、お掃除ありですか
その方:(元気に)はい!そうです
斉藤:大変お世話様です。
大都市東京のライフラインが確保でき、ありがたいことだと思います。
スイス、レザンアメリカンスクールから理事長のオットーさんと学校スタッフである
息子さんのクリストフさんが都内のホテル35階にいました。
スイスでは全く経験していない地震を東京で経験し、さぞ驚かれたことでしょう。
一時はエレベータがとまり、不安な時を過ごしたようですが、
帰国などを足止めされた人たちのためにホテルはラウンジを解放したそうです。
生かされていることをお互いに感謝しました。