帰国便、NZ99機内にて-ありがとうニュージーランド
日本に向かうNZ99便、機内からブログを書いています。
オークランドに今日の真夜中に到着したことはすでに皆さんにお伝えしました。
クライストチャーチで罹災して、着の身着のままでオークランドに移動した、
大学2年生女子が真夜中、空港でホストマザーに出迎えてもらいました。
良かったです。意地の強い女の子でしたが、ホストマザーに会って
安心したのでしょう。二人ともハッグしてむせび泣いていました。
今回の学校訪問に同行した高校の先生はすでに赤十字の手配で
オークランド市内のモーテルに行き、24日深夜便で帰国します。
毎日エデュケーションの山添さんと私はオークランド空港、
国際線ターミナルで数時間の仮眠をとり、現在99便の機内です。
「ありがとうニュージーランド」私の今の素直な気持ちです。
今回の罹災を通じて、人の善意、良心、良識のありがたさと大切さを
実感しています。
たくさんの被災者が着の身着のままで、避難生活を送らなければならない中で
NZの人たちは「大丈夫よ、私たちがあなたをお世話します」と
繰り返し言ってくれました。彼らの善意はほんものだと思います。
軍用機ハ-キュリーズに乗った時も、臨時便で真夜中にオークランドに到着した時も、
私たちには何の不安もありませんでした。
ニュージーランドの人々は頼もしく、誠実でした。
バーンサイドの高校生たちそして、
多くのボランティアの人たちの心意気に感動しています。
多国籍の被災者の人たちも勝手な自己主張をする人は
見られませんでした。
私はこのようにブログを書いていて、落涙に堪えません。
ひとつ間違えば生命が危うい状況で、私たちは無事、
帰国の途につくことができました。
多くの罹災者の人たち、無理を強いられている人達を考えると、
なんと幸運なのでしょうか。
「ありがとう、ニュージーランド」、君たちの良心に感謝します。
不安なこころを支えてくれた、君たちの精神に心から敬意を表します。
微力ながらコンサルタントとして、ニュージーランドの人たちの精神を
できる限り日本の人たちに伝えることができればと思います。
子どもも成人も異邦人の私から見て頼もしい存在でした。
10代の子どもたちが罹災後、すぐにボランティアを買ってでるその精神が
素晴らしいではないですか。
もう一度、ありがとうニュージーランド。
君たちの精神は絶対に忘れません。
私はいつかどこかでこの恩に報いるように生きてゆきたいと思います。