日曜コラム-無理は禁物
厳寒のアメリカ・カナダ北東部の学校訪問を終えて、1週間が経ちました。社会に出てからというもの、体調を崩して会社を休むということは
ほとんどなかったのですが、先週の火曜日咳がひどく、オフィスの皆に
風邪をうつしてならないと思いついに休みました。
金曜日からの3連休、不本意なことに朝の運動も剣道の稽古もままならず
じっと家にとどまっていました。
学校訪問というのはこの仕事においてはとても大切なことで、
子どもたちの自主の精神を鼓舞する意味でも、それを期待する親の
こころにこたえるためにも、そして現実の学校を知るためにも
不可欠なことと私は認識するが故に、大切にしていますが、
その計画に無理があってはならないと自省しいています。
まず、現地での体調管理ですが、時差ぼけを防ぐためにも
適度な運動は欠かせません。最近では多くのホテルが運動施設を
完備しているので、私は30分程度の室内でのジョギングを
常としているのですが、4時に起きて走り、学校訪問を終えて、
その日の夕方、また走りました。そののち、汗が引かないうちに、
夕食に出かけたのですが、運悪く目当てのレストランが雪のため休み。
急激に体を冷やししてしまいました。
翌朝、6時のフライトがキャンセルとなり、空港で7時間立ち往生して、
目当ての学校にたどり着いたのは日が落ちてからとなり、
その後、150マイルほど運転して、ホテル到着は真夜中でした。
何事も無理はいけません。自分の体を過信せず戒めることも
大切な「勇気」であることに気づきました。
日本に帰国し週末はアメリカと同じように寒く、
雪が日本にも追っかけるように降りました。
本来であれば、体調を早く元に戻すために、
あえて、運動量を増やすのですが、この寒さと体調不良で
体がゆうことを聞かないということを「現実」として受け入れることが
長い人生では必要なのだと達観しています。
今度の金曜日、19日から1週間ほど、ニュージーランドは
クライストチャーチに出張します。オーストラリアの異常気象が
伝えられる中で、当地も40度に達する日もあれば、
16度くらいの日もあると、ゴアのセントピータースカレッジの
ホーグ先生が言っていました。
今度は自然に逆らわずに、肩の力を抜いて無理のない学校訪問を
行いたいと思っています。