日曜コラム-賀状
年初の楽しみの一つに賀状を読むということがあります。
ブログを始めるようになってご無沙汰している生徒のお母さんや、
友人の皆さんからお便りをいただき大変うれしく思っています。
この場を借りて感謝の意を表させていただきます。
初めての経験ですが、私にあだ名をつけてくれた生徒さん、
私の似顔絵を描いてくれた生徒さんどうもありがとうございます。
コンサルタントという仕事に従事して30年、早かったとも思えるなかで、
自分の意識がこの2年間で変化しているように思えます。
ブログを毎日書くようになってから私は留学を目指す家族に
納得してもらえる情報を提供することに専心するようになりました。
自らの経験から得られた情報をできるだけ公開しようと思っています。
教育を標榜し、個性尊重、自立の精神、独自の発想と
おそらくどの学校のパンフレットにも書いてあります。
さまざまな検索サイトでもちろん日本のみならず、
世界の学校情報が瞬時に誰でも閲覧できます。
情報は確かにグローバルであり、平等に公平に世の中に行き渡っています。
しかし、情報の質と量が増加すればするほど、一般の人は何をどのように
選択して良いのか迷います。
良いこと、理想的なことは誰でも学習すれば、いろいろなところから
引用が可能ですし展開することができます。
しかし、これらの公開情報から結局どこの学校が良いのかを
導き出すことは、一般の家族にとっては至難の業と言わざるをえません。
ブログはいわば一方通行のコミュニケーションですから、読者一人ひとりの
ニーズに対応するものではありませんが、そのなかの一つでも読者に
共鳴できればよいと考えています。
昨年来、ブログを書き続け、そこに投影される自分を考えるようになりました。
自分が明確に意識できないと読者が求めている情報もこころに浮かばないことが
すこしですか理解できるようになりました。
さらに、読者の人たちと自分とがどんな接点でつながっているかを
私が明確に理解しないとそもそもブログそのものが成り立たないとも
思うようになりました。
私が教育に興味をもち、その世界に従事しようと思った原型は
中学校のころだったと思います。
おそらく、「教育」という宇宙的に広がる理念や方法論への興味は
自己の性格によるものと思います。私の場合は英語という言葉に
惹かれ、それが留学という行動を生み、さらに教育コンサルタントという
仕事に発展しました。仕事を通じて、文学、芸術、哲学などに
教育の接点を見出そうとし、独立後その意思はより強固なものとなりました。
そこで私が見出したのは人の持っている「生きる力」ということです。
結局、私は自分の好きなこと、興味のあることを追求することで、
社会に参加しています。参加するということは役に立つということです。
教育は私のホームページを見てくれる人、すべての関心事であると思います。
その人がどんな立場の人であっても、それなり役に立ちたいという気持ちで
これからもこの仕事に臨みたいと思っています。