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学校訪問の時期について-ボーディングスクール(アメリカ編)

第一回の学校訪問は通常、9月入学であれば
前年の9月から年末にかけてが理想的です。
可能であればさらに入学日に家族で行くことをお勧めします。
その主たる目的は第一回目と同様、親子あるいは家族が
留学生本人のボーディングスクールについての情報を共有するということです。
一般に英語圏の学校では入学日に日本のようなセレモニーは行いません。
多くのアメリカ人が車でわが子を登録日にボーディングスクールまで送ってきます。彼らは子供の荷物を降ろし、入寮を済ませるとさっさと帰るのが普通です。
しかし、留学生は別と私は思っています。
初めて経験するボーディングスクールですから、
本人にかかる英語のプレッシャーは相当ですし、
科目取りや入寮など自分ひとりでこなすには、現地の学生よりも多くのハンディが
あります。カルチャーショックも少なからずあるでしょう。
学校を決定するための複数の学校訪問と、決まってからの登録日における訪問は優先順位としては前者です。そして、可能であれば、保護者の皆さんには
初年度だけボーディングスクールでの科目決めや入寮に立ち会い、
わが子がこれから体験するボーディングスクールライフについての知識を
持ってもらいたいと思っています。
ボーディングスクールの授業については学校訪問で見学済みですが、
それはわが子が出席しているものとは違います。
二回目の訪問で本人の勉強する具体的な科目を確認し、
できれば実際の授業を見学し、本人の卒業までのカリキュラムについて
担当の先生に説明を受けることも可能でしょう。
そうすることで、わが子の学校におけるレベルもより鮮明に把握できます。
また、ルームメイトや寮母さんにも挨拶することで、
本人が将来寮生活でトラブルを起こした場合、その状況をはっきりと
イメージすることが出来ます。その他、小遣いをもらうビジネスオフィスや
購買部などのシステムや位置なども二回の訪問を通じて、より具体的になり、
本人や学校が親に発信してくる学習、生活情報を共有することが出来るわけです。
そこまでやるのは過保護と思われるかもしれません。
しかし、私の経験ではトラブルがまったくない楽しいだけの
ボーディングスクールライフで卒業を迎えた留学生は一人もいません。
思ったように英語が伸びない、友達も作れない、
先生に質問しように何を質問したらよいのかわからない、
財布、デジカメ、アイポッドを盗まれた、食事が脂っこくて食欲がない、
先生に注意されたがその内容がわからない、などなど日常の細かなトラブル例を
挙げればきりがありません。
つづく

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