中学、高校ニュージーランド留学 オンライン出願について
アメリカの中学、高校ボーディングスクールへの出願にオンラインが導入され、近い将来それが主流になると思われますが、ニュージーランドでも中等教育機関への出願がオンライン化されつつあります。
Enrollerと呼ばれるニュージーランドのシステムは、アメリカのオンライン出願に比べてかなりシンプルにできています。
まず、Applyという最初の入力項目がありますが、出願者の名前、生年月日、住所、連絡先など基本情報を入力します。その次に希望留学開始日と終了予定日、保護者情報、そして健康状態を尋ねる質問があり、希望学習科目も入力します。
最後がTerms & Conditionsという入学に際して生徒が遵守すべき事項に対する項目で、そこに同意署名をしてアップロードし、Applyの7項目の入力が終わります。
次はInterviewです。このシステムでは、インタビュー(面接)はスカイプで行われることを想定していて、学校から複数の希望日時が示され、それ以外の日時をこちらが希望することも出来るようになっています。
アメリカのボーディングスクールと違い、ニュージーランドの学校は、海外からの出願者と親が学校訪問をすることは想定していないように思います。
インタビューの時間はおおよそ30分程度で、それぞれの学校の留学生担当者がインタビューを担当します。彼らの質問の内容は、アメリカの学校に比べればとても生徒よりに考えられていて、志願者の英語力やコミュニケーション力を問うという学力査定のためのインタビューではないように思います。志願者が英語での質疑応答に困ったときは、コンサルタントが翻訳したり代弁したりすることも多くの学校が認めていることのように思います。
もちろん、すべてのEnrollerを採用する中等教育機関が留学生の英語力、コミュニケーション力の有無にかかわらず受け入れをするわけでは無いと思いますが、少なくとも、出願の項目でアメリカのような英語、数学、学校管理者あるいはアドバイザーからの3通の推薦状の提出はこのシステムにおいては要求されません。
つづく