ボーディングスクールへの留学-休みの過ごし方
冬休みまじかになりました。英語圏の国々はクリスマスを中心としてその前後に休みを取ります。おおよそ12月中ごろから年初までの期間が彼らの冬休みです。
日本が正月を軸にして、クリスマスは休まないことと対照的です。
アメリカ、ボーディングスクールでは冬休みに入る前に
感謝祭休み(Thanksgiving Break)があります。
この感謝祭はアメリカだけの習慣で、他の英語圏の国にはありません。
11月の最後の週は寮も閉じます。日本のお盆の時期のように、
自分の故郷へと多くの人たちが大移動をします。
ボーディングスクールで過ごす留学生は寮が閉じる休み期間は、
帰国、ホームステイのいずれかを選択しなければなりません。
イギリスのボーディングスクールの多くが現地世話人(ガーディアン)を
義務づけているのに対して、北米のボーディングスクールではガーディアンは
ほとんど必要としません。
ボーディングスクールでの1年間の寮の閉じる休みをリストすると
以下のようになります。
・ 夏休み(6月中旬~9月上旬)
・ 感謝祭(11月下旬)
・ 冬休み(12月中旬~1月上旬)
・ 春休み(3月中旬~下旬)
留学生の現状を良く知らない若手の入試担当者(アドミッションオフィサー)は
面接のときに(夏休みは別として)気軽にホームステイが
探せると言いますが、それはあてになりません。
言った本人がホームステイを探す担当ではなく、
「面接のとき、言ったでしょう」とクレームしても、
「探せると思ったが、ドームペアレント(寮母、寮父さん)に聞いてみたら、
候補者がいないそうだ、I’m sorry」で終わってしまいます。
留学生の現状を知っている入試担当者は上記4つの休みに留学生は
帰国するかあるいは、アメリカに親戚、縁者などが在住すれば、
そこに行くようにと面接のときからアドバイスをしてくれます。
イギリスのようにボーディングスクール留学生に
現地ガーディアンを義務づけていないアメリカでは、
そのような人を探すのも難しいのが実情です。
私がお世話している生徒たちは上記の休み期間のうち、
夏休みと冬休みはほとんどの生徒が帰国します。
感謝祭はお母さんが現地に行き、子どもと過ごすケースもあります。
春休みは学校主催のヨーロッパ、南米研修旅行に参加するケースもあります。
もちろん、これはオプションであることが多く、
帰国する生徒もいます。
上記情報が、北米のボーディングスクールへの留学を考えている皆さんの
参考になれば幸いです。