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小・中・高校留学-プレゼンと作文能力2

先日のブログに続き、プレゼンと作文(エッセイ)作成の能力について
サマースクールでのある生徒の体験をもとにして考えたいと思います。
この2つの能力は自分の中で完結し蓄積される知識と比べると、
能動的と言えるのではないかと私は思います。
プレゼンもエッセイも誰に何を伝えるかでその要点が変化すると思います。
覚えるという作業と違って、相手、場所、時間などの考慮が必要な時があります。
それほど大業に考えなくてもたとえば、
通常のクラスで先生との問答のかなで生徒たちは
手を上げて意見を言うというプレゼンを行っているわけです。
エッセイというのは、それを文章化したものであると思います。
大人数のクラスでは、一人ひとりがプレゼンを行っていては、
クラスがなかなか進みません。エッセイも一人の先生が読み、評価し、
コメントするとなると、その負担はクラスの進行を
妨げることもあると思います。
そのような雰囲気が根付くと、クラスで意見をいうと
「しらけてしまう」という結果を生み出しかねません。
ゆえに、問題点を指摘し、それを是正するという減点方式が、
日本では主流であるとは考えられないでしょうか。
ディベート(討論)やディスカッション(議論)を一般に日本人が得意としない
その背景には、覚えることを主体にした教育があるのではないかと思います。
能動的教育、受動的教育のいずれが良い悪いということではなく、
それを受ける生徒に合っているか否かが問題なのだと思います。
今回、サマースクールを体験した生徒は、能動的教育がおそらく
自分に合っていたのでしょう。
あるお母さんは今年で2年目となるサマースクールに参加した、
わが子を評して、(積極性が)バージョンアップして帰ってきたと言いました。
本人にとって自分が思うことがクラスで発言でき、
討論に参加したり、時にプレゼンしたり、
自分の考えを文章にまとめることが、苦にならないどころか、
楽しいのだと思います。
本人としては、切に高校時代に長期留学をしたいと思っていると思います。
そして、お母さんもお父さんも彼女のこれからを考えて、
「教育」の選択をされると思います。
私はその選択が日本であってもなくても、
彼女が自らの特性をまず自覚することが最も大切だと思っています。
彼女はもういわゆる子どもではありません。
自己選択、自己責任を自覚し実行できるだけのおとなであると
私は信じています。ゆえに、彼女の決断と家族のそれとが合わない場合でも、
長い人生、あせることなく希望を捨てず、夢を持って明日に臨んでほしいのです。
ふと、私はおもちゃ屋の前で駄々をこねている子どもを彷彿しました。
その子は、私のイマジネーションのなかで、
「今日は~買ってって言わないよ。えらいでしょ」と言っていました。

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