留学コンシェルジュ

小・中・高校留学-これからの教育3:教える側の想像力

前日のブログで日本からの留学生が受ける初期カルチャーショックについて、
ニュージーランドの自然を取り上げましたが、受ける側のインパクトと同時に
教える側はどのように留学生を受け止め、何を伸ばそうとするのかを、
考えてみたいと思います。
高校までの教育はいろいろな分野についての広い知識や教養を
身につけることがその目的とされていると思います。
小学校、中学校、そして高校と段階的に知識を深め、
自分の学ぶことへの傾向と対策を考えてゆく、
それを導くのが教える側に求められる一つの要素だと思います。
それぞれの生徒の個性や知的好奇心の芽が将来、開花するために
教える側の想像力が必要なのだと思います。
たとえば、ある生徒を先生がみて、この生徒はこのようなことに興味を示すから、
このように教育をすれば、こんな人間になるだろうと先生が
「想像(イメージ)」をして、その方向に彼らを変化させてゆくことが
よい先生ではないかと私は考えます。
生徒を見て、生徒を知り、可能性と特性を理解し、過去のデータを検証し、
将来を見通し、導くという「教育者」に求められる作業が、
英語圏の先生たちに可能かどうか、その確率を高めれば高めるほど、
送り出す側のお父さん、お母さんの精神的負担を軽減できます。
異文化から来た子どもたちの個性、特性といった人となりを、
どのようにして留学先の先生たちは理解してゆくのか、
第一の鍵は先生と生徒の橋渡し役コンサルタントにあると思います。
生徒を知り、理解し、留学先校に手渡すまでに、
現地に何を知らせ、何を留意させ、どうしてほしいかを親に代わって、
伝えるのがコンサルタントです。良いコンサルタントとは、
留学先情報を多く知っているだけではなく、留学生の持つ固有の文化を
どれだけ把握し、それに見合った学校を選択できるかということだと思います。
教育現場に携わる人とかかわっていて私が感じることは、
どの国の先生も異文化を理解する意欲や精神があり、
おおよそ留学生に対して、親切であるということです。
そして、何より彼らのアドバンテージは「少人数クラス制」です。
私は海外のたくさんの学校を見て回りましたが、
1クラス20名を超えるクラスを見たことがありません。
これは、先生の生徒に対する想像力を活性化するうえで、
とても重要なことだと思います。
先生個人の考えがよりストレートに生徒に伝えやすい環境が英語圏にはあります。
そして、それが先生から生徒への一方通行ではなく、生徒から先生へとも
伝わりやすい文化を彼らは持っています。
ものを知ることにおいて、その意識は対等であるという考え方、
意見の交換ができるだけの少人数のクラス、
そのような環境が先生の想像力と生徒の創造力をシンクロさせるのに、
必要十分であることが、英語圏の学校の魅力の一つであると思います。

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