小・中・高校留学-「慣れること」に慣れない
「習うより慣れろ」と良く言われますが、今日のテーマは
アメリカ留学3年目となるミサさんのお母さんよりいただきました。
お母さんが高校を卒業されるとき、先生から
”慣れる事に慣れるな!慣れないことに慣れよ!”
というメッセージをいただいたそうです。
渡航を明日に控えたミサさんの件で、電話でお話しした時に、
「慣れてきた時があぶないんですよねぇー」
という意見の一致があり、高校時代を述懐されたお母さんから
メールをいただいた次第です。
その先生は高校を退職後、大学の講師等を経て、
かねてよりの希望であった「先住民についての勉強」をするため
65才にしてアメリカの大学院に進学し卒業されたそうです。
ご主人とお子さんたち(独立した社会人)のサポートで彼女自らの
「慣れることに慣れず、慣れないことにチャレンジ」
その精神に私は希望や夢のリアリティーを感じます。
こころの豊かさはこの精神によって時と場所を超越するのかもしれません。
ミサさんのお母さんは今でも「先生」からわが子の留学などについて、
アドバイスをいただいたり、長い年月を経ても、
先生とのお付き合いが続いているそうです。
余談ですが、「先生」の研究課題であったアメリカ先住民というと、
私は「ソルジャーブルー」という映画を思い浮かべます。
それまで、正義は(アメリカ)騎兵隊、悪はインディアンというイメージを
逆転した映画で、キャンディス・バーゲンが印象的でした。
おりしも、アメリカが建国いらい初めてベトナム戦争で敗北し、
アメリカンパワーに陰りが出てきた時期であったと思います。
機会があれば、「先生」から先住民の研究のお話を伺いたく思います。