小・中・高校留学-個性・能力の発見 その1
わが子が持っている固有の能力を見出すこと、それはこれからの
教育にとって極めて重要な役割を果たすのではないでしょうか。
そのために、小さな時から習い事に子供たちをチャレンジさせる。
スイミング教室、ピアノ、バイオリン、英会話、習字、ダンス、
剣道、空手、学習塾など、幼少の子供たちのチャレンジは、
それらを通じて、「何かが開花する」という親子の夢を
託しているからこそ、成り立っていると思います。
それぞれの人たちが自分の全うすべき役割を理解するために、
「教育」がおこなわれています。
そのなかで、「個性・能力」というかけがえのない子供たちの宝物を
探し当てるまでには、相当な努力と、時間がかかると思います。
その宝探しの確率をすこしでも上げるために、
たくさんの習い事が考案され、子供たちが参加しています。
習い事の中心はもちろん学校です。
では、その個性発見センターで行われていることは、
何かと言うと、基礎技術・技能の習得だと思います。
数字を扱う分野と、文書表現を扱う分野で、
徹底して基礎を学び、その延長線上に、自分が得意とするもの、
不得意とするものが徐々に鮮明になる。
その過程が初等教育と中等教育ではないかと私は思います。
高等教育を経て、子供たちが参加する社会がどのように変化しても、
それまでに知っておくべき基本は変わらないと言えるかもしれません。
長い道のりの「自分探し」のなかで、
ゆっくりと着実に成果を上げるため「教育システム」を
どのように利用したらよいのでしょうか。
それぞれの子どもが、自分の価値観を見出すため、
親は何ができるのでしょうか。
家族の固有の文化と、社会の動向と、学校という社会で、
子どもたちに与えられる使命の中で、どれだけの刺激があれば、
彼らの「個性・能力」は彼らの人生に貢献できるのでしょうか。
今週は、「能力の発見」というテーマで教育を考えてみたいと思います。