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グローバル時代の教育 日本人の危機感

今日、早稲田大学で産・官・学によるこれからの教育を考えるシンポジウムが
JAOS(海外留学協議会)主催で行われました。
官(経済産業省)を担当した講師の方のスピーチで印象に残ったのは、
「(世の中が)これからどうなるかわかならい」というコメントでした。
もちろん彼の発言の背景には政権交代による事業仕分けなどで、
官であっても将来の保証などないということであると思います。
シンポジウムの冒頭、JAOS会長である、山田勝氏は
若い人たちが海外に行かないという社会的傾向について、
そのような環境を作った大人たちにその責任の一端があると述べました。
日本の留学人口が減少する中で、ドイツなどはその傾向はないそうです。
民(間)、官(僚)、産(業)、学(会)がこのグローバル時代に
示していること、それはこれからの日本の危機感にほかなりません。
なぜ若者が日本にとどまろうとするのか、海外に長期に行く阻害要因として
お金がないから、就職に不利になるから、情報は日本でも取れるから、
先が見えるわけではないから、など否定的な要因を挙げればきりがない中で、
世界は確実に個別化、細分化、一元化されつつあります。
価値観や文化の多様化の波が押し寄せるなか、世界の中での日本を見れないと、
自分の立ち位置もぼやけてしまう時代なのだと思います。
私にとってこのシンポジウムは、自分の使命についての確信を
さらに確固たるものにしました。
シンポジウムに参加された講師の方の情報をもとに、何回かに分けて
皆さんと一緒にこれからの日本とその教育を考えてゆきたいと思います。

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