留学コンシェルジュ

小学・中学・高校留学-精神の損得感情2:グローバル時代の未来と自立

グローバル化といわれる現代で生きる価値観が盛んに問われています。
日本が世界で生き残るために、何が求められているかを伝えるために、
今、教育が果たす役割は、過去のいかなる時代よりも重要であると思います。
その理由は日本の経済的、社会的展望が今までの時代とこれからでは、
明確に違っているからと私は認識しています。
次世代の日本と世界をより広げて、100年後、
200年後というレンジで考えると、スターウォーズの世界のように、
人々は地球のみならず、太陽系を飛び越えて銀河系まで進出するのでしょうか。
あるいは温暖化や、地殻の変動といった地球の異変がピークに達して、
世界をあげて生き残りの道を模索しているのでしょうか。
少なくとも私が生きてきた時代だけでも、
経済も社会も自然もドラスティックに変わりました。
経済的な豊かさは「生活の贅沢さ、便利さ」にシフトしていると感じます。
社会面では、組織と個人の在り方や価値観が変わることで、
新旧交代期に突入しています。
私が中学生のころの田んぼは今はすべて宅地に変わりました。
大きな道路がたくさん作られて、埼玉県から岩手県まで6時間あれば移動
できるようになりましたが、すみかを追われた動植物の影響は自然災害という
かたちで各地にその影響を示すようになってきています。
まっしぐらに豊かさに向かっていた時代が終わり、
生きる価値観を個人が確立する時代になったと思いますが、
価値観の原点にある人としての精神的教育はもっぱら
個人の選択に任されているのではないかと私は思います。
精神の高い低いには点数がつけられず、「評価基準」の客観性、数値化が
難しいことが、受験という競争社会に受け入れられないからかもしれません。
一人ひとりが多くの人に発信できるネット社会となり、
マス・コミニュケーションツールが10代の人たちにも浸透してゆく中で、
中等教育の中身は大河の流れのようにゆったりとゆっくりと
流れているなかで、子どもたちに課せられる詰め込む知識は、
ゆとり教育の反動でまた加速しているように見えると思うのは、
私だけでしょうか。
日々10代からの留学を目指す人々と接していると、
「世界の教育」と比較した「日本の教育」の長所、
短所がたくさん見えていきます。
それをブログでいろいろなかたちでご紹介しているわけですが、
制度やシステムに「絶対」はありません。
それを選べは自動的に成功するなどということはあり得ないと思います。
留学を選んだ10代の若者は、まず自分にとって損か得かという、
人間として当たり前な意識からスタートし、
その奥行きと広さを広げてゆく過程を応援し見守ることを職業とすることを
私は偶然ともいえるご縁で29年前に始めました。
自立を私は尊重しますが、それは一人で成せるものではありません。
また、留学のみが自立の特効薬ということもありません。
大変広義な意味を持つ「自立」という概念を
自分なりのものに作ってゆくところに、
初めてそれが意味ある言葉として輝くと思います。
私は、意味のある一人ひとりの自立を私なりのアングルで
このブログで紹介し続けます。

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