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小学・中学・高校留学-激変する時代の教育 変化に対応する人

先日の記事「レナード・バーンスタインの教育」を読んでいただいた若き芸術家、
赤井太郎氏からバースタインの動画をご紹介いただきました。
すでにご覧になった方もいらっしゃると思います。

Leonard Bernstein teaching at Harvard. From ‘The Unanswered Question’.
この動画でバーンスタインはベートーベンのピアノソナタを
例にとり彼の解釈を展開しています。
彼が言いたいことは、音楽がメタファーによる「言語」であり、
音楽で人々は知りえないものと通じ合うことができるということだと思います。
メタファーを辞書で引くと、隠喩とあります。
隠喩とは言葉でなく表現された比喩とあります。
自分の気持ち、意識、精神といったものをノーツ(音符)に託すわけです。
ハーバード大学で行われた動画撮影ですが、
彼の音楽観を明確に表現していると私は感じました。
今日の表題、「激変する時代の教育 変化に対応する人」との関連ですが、
変化に対応するというのは、ダーウィンの進化論の結論にヒントを得たものです。
環境が変わってもそれに柔軟に対応する種が
生き残ってゆくと私は理解していますが、
今の日本に求められるのは、社会・経済の外圧に対して、
柔軟に対応することではなかろうかと私は思います。
では、それとバーンスタインとの関連性についてです。
バーンスタインのみならず、ジミー・ステュワート(3月23日の記事”アートは個人の価値観を追及するための教育”)
ゴッホなど偉大なる芸術家に共通しているのは、彼らの人生観です。
芸術家のみならず、イチロー選手、石川遼君、オリンピックのメダリストなども
ゆるぎなく自分の方針に忠実であり、迷うことはないと思います。
みな自分自身を徹底的に見つめ自分の価値観、モノの見方を確立しています。
それを確立するまでの過程で彼らは苦悩し、試行錯誤を繰り返している
と思いますが、結果を信じる力を彼らは一応に持っています。
だから、どのような事態にも「柔軟」に対応できるのだと思います。
彼らにとり、自分を取り巻く環境が激変しても、
時代がいかに激動しても、そのコアとなる「自分」は変わることはありません。
私は10代の子供たちの留学のお世話を30年余りさせて頂いていますが、
なるべく早いうちにこのことを子どもたちに学んでもらうために、
この仕事をしているという確信に近いものがあります。
そのために「教育」の方法を家族が選択する時代になったのだと思います。

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