小学・中学・高校留学-あるお母さんの海を越えたチャレンジ
地方に住んでいて、4年前まで空港で「チェックイン」てなにと、
家族を驚かせたお母さんが、お子さんの中学留学を境に変身しました。
2年ほど前、「今回のニューヨーク行きは初めての彼女の自立の旅です」という
お父さんのコメントに私は、「?」と一瞬返答に困り、「えっ」と言わずに、
「そうですか、うぅーむ」と言葉がしりすぼみになりました。
仕事で忙しいお父さんをあてにせず、留学の切り盛りをするのはお母さん、
というのが私の28年の経験からの帰納的結論だったからです。
一緒に学校訪問をした際の旅慣れた様子のお母さんが
数年前までチェックインを知らず、その活動範囲もローカルエリアに
制限をされていたとは思いもよらないことです。
お母さんの変身のプロセスは子どもの留学決定に伴い、
情報収集→パソコン学習→情報ネットワーク拡大→活動範囲の拡大そして、
トライアンドエラーからチャレンジへと広がってゆきました。
現在、私はこのお母さんからたくさん学んでいます。
「ホテルの予約はホテルドットコム、エクスペディアがいいですよ」
「特に直前に予約するとかなり安いですよ」
「マンハッタンのお店ならお声掛けくださいね。少しは知ってますよ」
「レンタカーはハーツの会員になっておくと割引や特典も見逃せませんよ」
「同じものを借りるのなら、安いほうがいいですよね」
余談ですが、私がヨーグルトやレタスなどを不用意にスーパーで買ったりすると、
家内から叱られることがあります。
「あそこのスーパーなら半額だったのにぃー」とくるわけです。
この感覚は海を越えても通用するとお母さんからご意見をいただきました。
情報を追究するという原理は確かに同じです。
お母さんによると40歳を過ぎて、海外へのチャレンジ。
私見ですが、おそらくお母さんのほうが、お父さんよりも
英語を理解しているのではないかと思います。
留学の効用のある形としてご紹介させていただきました。