ニュージーランド中学・高校留学-その4 教育への投資価値
教育的投資の納得できる目的とその効果、結果予測などはこれから
大いに発展すべき分野であると私は思います。
今回はニュージーランドを対象に
その教育的投資効果について考えてみたいと思います。
今まで述べてきた留学先としてのニュージーランドの特徴をもう一度整理すると、
・ 入学に際して、英語力の有無をほとんど問わない
・ 他の英語圏に比較してホームステイの質が良い
・ 北米カリキュラムと比べて高校留学は科目の選択が自己選択となる
・ 年間授業料(80万円~90万円)、滞在費(70万円ほど)が安い
・ 留学生を受け入れる学校の入学難易度が実質上存在しない
・ 北米、ヨーロッパ圏と比べて学校、ホストファミリ、本人との連絡が取りやすい
・ 日本に対して一般的に好印象を持っている国民性がある
上記のような特徴を活用できる生徒が
ニュージーランド留学に向いていることになります。
ニュージーランド留学シリーズでご紹介しましたように、
面倒見がよく、受入れ状況がどの英語圏の国よりも均等化しているこの国は
費用的負担をなるべく減らし、日本の大学を受験する生徒に
お勧めできると思います。
アメリカやイギリスの大学入学の基準とされている、SATやAレベル試験と
比較して、ニュージーランドの大学基準に必要とされるNCEA単位取得が
容易であるからです。
大学進学をアメリカやイギリスにする可能性が大きい場合は
できればその国で中等教育を受けることをお勧めします。
ニュージーランドにはアメリカやイギリスのような
ボーディングスクールシステムはありません。
(前述のニュージーランド留学ブログ参照)
ですから、ホームステイが滞在方法としてメインになるので、
その点において、英語力と表現力の不自由な留学生のお世話に熟達した
担当者のいる学校を探すことが大変重要です。
英語圏の文化の特徴として、彼らは仕事をよく変えます。
留学生のお世話に熟達している人も3年周期くらいで、
学校を移ってゆきますので、私は誰がどこにいるのかを、
意識して学校を選ぶことを心がけています。
最後にニュージーランドは学区をその住民の所得に応じて
1から10のランクに分けています。
私の知る限りでは、現地の担当者はランク4以下の学校は留学には
あまり勧められないとのことです。