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ニュージーランド中学・高校留学-その2

ニュージーランドの英語はイギリス系ですが、アメリカ英語に慣れ親しんだ人には
初めは戸惑うことが多いと思います。
カナダでほぼ1年を過ごしてニュージーランドに転校した生徒によると、
初めはかなり英語の違いに苦労したようです。
半年ほどで慣れたようですが、今では日本語→英語に直すという作業なしに、
英語が話せるそうです。その生徒によると、これは感覚の問題で、
説明するのは難しいとのことです。
さて、その生徒はカナダよりもより人口密度の低い英語圏に移ったわけですが、
カナダでは大変苦労したホームステイもそれほどニュージーランドでは
苦にならないようです。
私もホストと話しますが、アメリカで英語を学んだ私にとっては、
ニュージーランドの英語は少しばかり難解なところがあります。
学校関係者であれば、話題の共通点とクリアな発音ですんなりコミュニケーションが
取れるのですが、ホストとなると地元の人ですので、1/3は自分の頭で、
想像しながら話しているのが正直なところです。
ときどき、「あんたアメリカで英語習ったね」などと言われますが、
自分では気づきませんが、やはりネイティブの人にはわかるのですね。
「カリフォルニアだね」と言われないだけ、ましかもしれません。
ニュージーランド方面の留学をお世話していて、
時々ホストのクオリティーに感心します。
ある生徒はホストから、
「あなたはダイヤモンドの原石だね、磨けば磨くほど輝く」
と言われて、舞い上がり、慶応大学に合格しました。
あるホストは、半年にわたり、
卓球クラブに通う生徒の送り迎えを週に2回続けました。
粘り強く、明るく、親のように接する彼らに、
私はクリスチャンの慈愛の心を感じます。
彼らは多くを求めずに、たまたま受け入れた留学生のために、
愛を尽くすのです。
もちろん、すべてのホストがそうではありません。
ニュージーランドでも離婚率は50%を下らないでしょうし、
下宿的なホストも存在します。
しかし、ホストチェンジのプロセスは私の知る限りでは、
アメリカ、カナダよりもシンプルであり、早くもあります。
ある生徒は高校生のホストシスターに連れられて、友達の家に行ったそうです。
男女が6-7人、格好はヤンキーのような子もいたので、
緊張したそうですが、酒もたばこも無縁で、彼ら一人一人が
自分の体験した人生のよしなしごとを真剣に語り、議論するのだそうです。
テーマは「神」とは、「愛」とはのようでした。
英語もまだよく理解できない留学したばかりの彼女は、
ニュージーランドの田舎の若者に、信仰の意味を感じ取ったようです。
ニュージーランドではほとんどの学校に制服があり、
多くの日本からの留学生が「ダサイ」と言います。
しかし、どう見られているかなど地元の子供たちは気にすることもなく、
彼ら独自の道を進んでいるようです。
そこには、不登校も日本的いじめも私が留学生から聞くことはありません。
ニュージーランドの文化と留学生の目線での情報を何度かブログを通じて、
ご紹介してゆきたいと思います。

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