アメリカ東海岸、入国審査情報
アメリカ入国の際、誰しも緊張する入国審査ですが、懇意にしているお母さんから
有益な情報をいただきましたので、皆さんにお伝えいたします。
ニューヨークJFK国際空港が審査が厳しいとのご意見をいただきました。
ラガーディア、ニューワーク、シカゴ経由などがJFKを避ける場合の空港ですね。
ペンシルバニアであれば、ワシントンDCダレス国際空港もよいでしょう。
なぜ、JFKの入国審査が厳しいかというと、
ヨーロッパ方面からの入国者が他空港と比べて
多いことにも一因があるのではとのお母さんの見解ですが、
私ももっともなことと思います。
テロの脅威と直面する玄関口でありますから、
審査官も当然、緊張と詳細にいたる問答が求められるでしょう。
それが習性となっている彼らは、自分の要求を満たせない
入国者に厳しくあたってしまう-そんな自己を客観視できないのかもしれません。
JALやANAなど日本から直接来たことが明白な場合は、
審査官もあまりうるさくないとの意見もいただいています。
お子さんたちがニューヨーク近郊のボーディングスクールでまなぶ
一団のお母さん方がJFKより入国したところ、同一条件にもかかわらず、
一人の方が別室で3時間ほどの尋問を受けたそうです。
子供を守ることに関しては人後に落ちないマリアさまよろしき方々も、
イミグレーション相手では、しどろもどろが現実のようです。
おばさん審査官には要注意とのお母さんからの貴重なご意見も頂きました。
入国の際、運悪くそのような審査官に当たった人は迷わず
自分の後ろの人に順番を譲るのも対処法ですね。
私は50回くらいのアメリカ入国経験のかなで幸運にも別室扱いはありませんが、
審査官は明らかに、楽天的ウエルカム型、詳細突っ込み型、
事務型に分かれるように思います。
また税関審査官のなかには、Open Upを要求する人もいるそうで、
「なぜ」との質問に、留学生であるお子さんと、ベテランコンサルタント
の意見として「その人、おなかがすいてたんじゃない」には、
思わず、声をだして笑ってしまいました。
あり得ることだと思います。
そのほか、夜つく便は審査官が早く家に帰りたいから、「あまり止められない」
という意見も「そうだねぇ」とうなづけるものがありますね。
ご承知のことと思いますが、入国の可否は審査官の決裁によります。
大統領がYESと言っても、彼らがNOといえばNOが通る。
ビザ発給権限を持つ領事同様、入国審査官もその権限を有しています。
これからサマースクール出かける皆さん、ほとんどがビザウェーバー
(ビザ免除)で入国すると思います。
大切なのはサマースクールはノンアカデミックで単位取得が目的ではない
ということを明言できることだと思います。
そして、楽しく過ごすための「笑顔」相手がしかめっ面であれば、
こちらがウェルカムしてあげてください。