就職最前線 - ある学生の挑戦
日本の私立大学4回生、就職最前線で奮闘する学生さんから相談を受けました。
職種を選ばなければ、仕事に就くことは可能とのことですが、
本人の仕事へのこだわりと海外経験を
活かせる仕事ということで現在活動中です。
海外ですごした高校時代が本人のこころでキラキラしているそうです。
現在はそのキラキラ感がないのだそうです。
よりたくさんの自由と行動範囲が拡大された大学時代よりも
本人のこころの中では留学時代が輝いている・・・。
これは私の想像ですが、
異文化知識、経験がほぼゼロから始めた留学時代の体験の新鮮さが
本人の原体験となり、記憶にしっかりととどめられているからだと思います。
本人が今言うことには「家族に支えられている」ということが
理解できて変わった自分があるとのことでした。
家族→友達→自分のネットワークへと支えられている気持が
拡大してゆくのが成長へのプロセスだと思います。
「それを生かせば就職も可なり」と私は言います。
「可への道は遠く、今まさに自分の脆弱に危機を感ず」
と本人はネガティブモードを払拭できません。
「こだわりを排し、笑顔をもってすれば、はるか先の道見えるらむ」
と私は励まし、さらに言います。
「道の遠きを嘆くべからず。想い捨つるは若きにあらず」
単身留学生のみなさん、留学で培った生きる力を発揮してください。
なにがあっても、暗い顔や相手の質問に対する拡張した自己主張は禁物です。
笑顔となんでもやる精神、それが皆さんの留学の財産です。
精神という財産はこころにあって、皆さんの中で誇り、輝いているものです。
その気迫が大人たちを動かすと信じて就職にチャレンジしてください。