赤井太郎氏 - 芸術への取り組み
先日ご紹介いたしました、アートの道を追究する赤井太郎さんの
作品、ご紹介させていただきます。
「アートは個人の価値観がその真価を決める」
そのこころざしを実践し、自らの創作活動を続ける彼に
私は若い人たちへの希望を彷彿します。
21世紀はこころの時代と言われます。
情報を選択することが重要な時代となり、
選択する基準がその人の生き方を左右するときに、
いかにしてとらわれず、そしてぶれることなく、
自らの思うところを進む一つのかたちを彼に見ます。
アートの巨匠、ピカソを彼は評して、
写実→印象→抽象へとの変遷の中で、
ピカソは人におもねることなく、独自の世界で
抽象画を追究した人と言います。
今までになかった抽象という新たな価値観を
認める人がいたからこそ、ピカソは巨匠となったわけです。
私は赤井さんの作品に彼の「人」そのものを思い馳せます。
そして、その根源に見出すのは、等身大の彼であり、
その人間力です。
マスターオブアートの学位を持つ彼ですが、
学位取得の課程での創作のための技巧や理論よりも
実社会に出てから、たくさんの波をかぶりながらも
止むにやまれぬアート魂を磨くことができたことが
彼の誇るマスター精神だそうです。
20代の彼をこれからも応援することで、
私はこころのエネルギーをいただきます。
それをこれから世界にチャレンジする若い人たちに
少しでも伝えてゆきたいと私は思っています。