バスケットボーイの快挙
教育コンサルタントとって最も嬉しい時、
それは留学生たちが成長する瞬間を目撃するときです。
彼らは海外ですから、目撃は情報によってもたらされます。
今回、私が目撃したことは彼のホストファミリーとの交渉です。
若干17歳の彼が、ホストマザーと交渉して、
自炊分の費用負担の合意を取り付けました。
諸事に忙しいホストマザー故、朝、晩彼が自炊することが多く、
その事実を自分と3まわり以上年の違う大人と交渉して、
自分の主張を認めてもらいました。
私は彼の主張はフェアーだと思いました。
それを実行に移した彼の勇気と行動力に私は感動しています。
事前に連絡を受けていた私は、彼をバックアップする方法を、
咄嗟に考えましたが、ホームステイでのトラブル解決の
基本は当事者同士の話し合いです。
彼のお母さんからの一言、
「彼に任せてください」で私の胆も決まりました。
大人が介入すれば、留学生は「子供」とみられても仕方ありません。
ホストファミリー(ホストマザー一人暮らしなのですが)が理不尽であば、
その時は彼の親に代わって反論することを決めていました。
「将来が楽しみだなあ」私の彼に対する偽らざる気持ちです。
バスケット大好きな彼ですが、将来、
バスケでは食ってゆけないでしょう。
その中で、彼のホストとの交渉を大きなイベントと見ています。
「彼の成長を目撃した」と思っています。
おそらく、勉強にもバスケにもより専心すると思います。
これからも彼の応援を続けます。