ボーディングスクール訪問-Hun School of Princetonコネチカット州USA
Hun Schoolのアドミッションオフィスは
Mr. Terrence Beach Admission Officeという銘がプレートに刻んであります。
42年間、Hun School一筋に歩んできたアドミッション担当、
テレンス・ビーチさんの学校への貢献と栄誉をたたえ、
その名をオフィスにつける、アメリカならではの習慣です。
私が彼と最初に会ったのは85年、彼がアドミッションの現役として、
世界を駆け回っていた頃のことです。
彼は当時それほど盛んでなかった留学生受入れに着目し、
いち早く、ESLクラスのインフラを整備しました。
その時に採用された、Ms. Pontaniもビーチさんと同様、
現役でHun Schoolに在籍して、留学生に英語を教えるだけでなく、
身の回りの世話も焼いています。
ビーチさんの奥さん、お嬢さんとご主人もHun Schoolの職員です。
「HunのESLは信頼できる」、私はそう思いました。
結果的にビーチさんは学校という組織から尊敬されています。
アメリカ的に考えれば、Hunの実績を引っ提げて、
より良い条件の学校を追い求めて転職、昇進を繰り返して行くのでしょうが、
ビーチさんにとって、Hunは人生そのもの、
自分の理念の具現化なのかもしれません。
今回の学校訪問は記録破りの豪雪のため、学校は休校となりました。
豪雪の翌日メールでその連絡は受けていましたが、近くのホテルまで来ていた、
私たちの状況を電話(休みでも繋がるのです)で説明すると、
学校在住の体育の先生、クオークさんがしっかりと対応してくれて、
ビーチさんは雪の中を私たちに会うために学校に来てくれました。
プリンストン大学の施設が一部利用もできるようです。
プリンストンという町の落ち着きと品の良さの中にあるHun School、
私の好きなボーディングスクールです。
Hun SchoolはESLが完備されているので、
英語力よりも日本の学校の成績、本人のやる気などが合格のカギとなると思います。
ビーチさんのオフィスにはお孫さんの写真がたくさんあります。
「いつまでも、いつまでも現役で世界からの生徒をお世話していただきたい」
ビーチさんに会うたびに思います。