留学生との会話
留学生が自分のパソコンを持って留学するのが当たり前の時代になりました。
ボーディングスクールでは夜のパソコン使用は厳密に規定されいますが、
ホームステイではパソコン使用にそれほど厳しい家庭はないのが現状です。
お世話している生徒と時々、スカイプを使ってチャットをします。
勉強や生活の悩み相談などは、保護者を含めた電話のやり取りが中心となりますが、
チャットというのは、
彼らの日常のよしなしごとがほとんどです。
文章でのやり取りは彼らの本音がストレートに出るような印象を受けます。
彼らの異文化での日常を知ることで、
私は元気をもらい、心が安らぎを得ます。
自然と笑顔になる時間です。
ある生徒から私が忙しいかどうかという質問がありました。
私は「忙しいこともそうでないこともすべて自分で決めている」と答えました。
やることに追われ、忙しさに忙殺されることで、
つまらない人生を送りたくないからです。
その生徒は「つまらない人生を送りたくない」という言葉が気に入ったようです。
私は彼から、「斉藤さん、それぶろぐにかくべきっすよ」と激励されました。
つまらない、やりたくない、難しい、すべて心が決めていることだと、
私が言うと、彼は
「心が決められない状況になると苦しくないっすか」とのコメントです。
心が決められない-彼は日本から数千キロ離れたところで、
良くても悪くても自分を見つめて過ごしています。
時には心が決められないような場合もあるのでしょう。
そんな人の心を応援出来る。
若者の心の成長を感じられるこの仕事は、素晴らしい。
それが自分の心の座標軸なのだと思います。