Wanganui Collegiate School レセプションに参加して
先週、田町のPullmanホテルで行われたニュージーランド、北島のWanganuiにあるWanganui Collegiate Schoolのレセプションに参加しました。午後7時から8時半の予定でしたが、会が終了したのは9時過ぎというとても和やかで印象深いレセプションでした。
会は卒業生、既存の生徒のご家族、そしてこれから留学を考えているご家族を対象に行われましたが、30名あまりの参加者全員が打ちとけたころに、校長先生、ウェイン・ブラウンさんから学校案内とスピーチがありました。ブラウンさんは比較的若い世代の校長先生で、そのスピーチも一般的なボーディングスクールの校長先生とは違うものでした。
彼は、複数回、留学生担当者のアラン・リチャードソンさんについて、今回の日本訪問ツアーの手配やかれの留学生に対するサポートと専心を賞賛しました。その仕方も校長としてのいわゆる上から目線ではなく、「彼の努力があって私はここにいられる」といったいわば日本的持ち上げ精神にあふれるものでした。
正直なところ、私の個人的経験と見解ですが、アメリカ、ボーディングスクールのレセプションでこのような学校代表者のスピーチを聞いたことはありません。
個人的には、とても納得できるスピーチであり、安心もでき、この学校に生徒をお世話できたことを誇りにも思えます。ブラウン校長のスピーチは、クリスチャン精神に則り、競争よりも慈愛を強調していました。また、若者の可能性をこれからの社会に反映できることが学校のゴールであることも言及するなど、校長としてのアカデミックな営業精神にあふれていることは、とても好感が持てました。
この学校が英国のエリザベス女王の息子、エドワードを1982年にhouse tutor(寮生の世話をするスタッフ)として受け入れたことは、今まで数回ブログで述べましたが、ブラウン校長、そしてイギリス出身の留学生担当責任者アラン・リチャードソンさんの存在がこの学校の留学生サポートの良さと学校のプライド、伝統を静かに保持していることを感じさせるレセプションでした。