Indian Mountain School訪問
今回の最後の訪問校、Indian Mountain Schoolの基本情報は下記のとおりです。
総生徒数：226人（寮生82人、通学生144人）
学年：幼稚園～9年生
留学生（寮生）受け入れ学年：6年生～9年生
創立年：1922年
現在の日本人生徒数：0名
2012年3月にこの学校について書いたブログでは、総生徒数が260人、寮生85人、通学生175人とありました。6年弱で通学生が30人あまり減少しました。しかし、2年ほど前に新校長、Jody Sojaさん、1年前にDirector of AdmissionにHeather Eckertさんをテンスクールズの一つであるHotchkiss Schoolから迎え入れて新たな学校づくりをIndian Mountain Schoolは進めています。その成果はこれから近い将来出ることになると思います。
この学校のESLを担当するのは、Natalie Hollandさんです。2004年からこの学校でESLの先生を務めています。日本でのESL教師経験もあり、留学生にとっては頼もしい存在であるばかりでなく、ESLクラスは5名以下という少人数のクラスなので、授業は個別指導にも等しく、それぞれの生徒の英語力や学力特性も彼女が把握できるとのことです。
出願に関しては、TOEFLJuniorのスコアが必要とのことですが、最低点の要求はありません。あくまでも志願者の英語力を確認するためのものです。通学生が寮生よりも多いので、11月の感謝祭休み、10月と2月のペアレンツウィークエンドなどの時は寮が閉じられます。その間、留学生はホームステイをするか、あるいは親が現地に来てホテル等で休暇を過ごすかのいずれかを選択します。
今回のジュニアボーディングスクール訪問は、この学校で終了しました。
その次の進学先となる高校としてのボーディングスクールも見てもらうために、Indian Mountain Schoolから車で5分もかからないところにあるHotchkiss Schoolに立ち寄りました。
高校を訪問する度に、日本からのビジターの皆さんは、「これが高校ですか」、「来てみないと（現実は）わからない」などの印象を持たれます。
学校の敷地の外側を囲むゴルフコース、そして42棟の建物によって構成されているHotchkiss Schoolは、歩いて見学するだけでも1時間は必要です。
日本的感覚でいえば、総合大学を優に超える施設となるでしょう。
もちろん、この施設は、ここで学ぶ生徒たちによって生かされている故に、海外からの訪問者は感動します。これらの施設は決して「はこもの」ではありません。
生徒たちの未来の可能性は、人、もの、空間の合理的な運用によって、大きく広がるということを、実際に見てもらえる学校訪問を今回も無事終えられたと思っています。
