Fessenden School、Rectory School訪問
ニューイングランド地方は完全な雪です。昨晩から降り始めて予報通り8インチ(20.32cm)くらい積もっています。幹線道路は除雪がしっかりしてありますが、それ以外の道路は雪に埋もれている状態です。公立の学校、通いの私立校は休校になります。寮生が半分以上を占めるボーディングスクールは、基本的には休校にしません。
幸いなことにFessenden SchoolとRectory Schoolを訪問した日は晴れでした。下記、2校の基本情報です。
Fessenden School
総生徒数:528人(105寮生人、通学生423人)
学年:幼稚園~9年生
留学生(寮生)受け入れ学年:5年生~9年生
創立年:1903年
現在の日本人生徒数:8名
Rectory School
総生徒数:246人(148寮生人、通学生98人)
学年:幼稚園~9年生
留学生(寮生)受け入れ学年:5年生~9年生
創立年:1920年
現在の日本人生徒数:5名
両校とも私がお世話をしている日本人留学生から学校事情を聞く機会をアドミッションスタッフが作ってくれました。訪問先の学校で学ぶ留学生から直接意見を聞けることはとても重要に思います。
10代前半の留学は成人のそれとは違い、1年も経てばコミュニケーションの道具として英語は、習得できるものです。それを実践した生徒から話が聞けるのですから、これから留学をする生徒とそのご家族の皆さんにとっては、有意義な情報となります。
英語力だけではありません。生活の仔細についても直接、留学生に質問できますから、留学の安心度もかなり向上すると思います。
Fessenden Schoolに関しては、週末のアクティビティーの多彩さ(年間800あまり)、イノベーションラボと呼ばれる子どもたちが興味津々なハイテック機材(3Dプリンター、各種ロボット、ガソリンエンジンゴーカート、レーザーカッター工作機、ドローン、などなど)をふんだんに用意したクラスの楽しさ、先生と生徒の親密さ、盛んなスポーツ活動などが留学生から聞かれました。
Rectory Schoolについては、IIPプログラム、MELPプログラムがとても有効に機能したことを留学生が語っていました。IIPとは、Individual Instruction Programの略で、一人ひとりの生徒の学習サポートするプログラムです。その充実度がこの学校の自慢です。それ故に、ESLクラスはこの学校にはありません。
英語力がほぼゼロでも本人のやる気とその家族の決意が明確であれば入学は許可されます。
MELPプログラムとは、March Experimental Learning Programという春休みの直後に始まる1週間の課外学習のことです。18ものプログラムの中から生徒は自分の参加したいものを選びます。プログラムは下記のとおりです。
Around the World in Five Days
Atlanta: Empire City of the South
Arizona: Salt River Rafting
Cape Escape
Charter Philly
Farm Fresh: Back to Basics
Florida: Fantasy of Flight
Follow the Army to Gettysburg
Inside New England Sports
Jekyll Island
Nashville: Discover America’s Music City
Outdoor Adventures
Rectory Prospectors
Roots to Rhythm
The Charm of Charleston
The Science of Riding
Washington DC – Our Nation’s Treasures
Water, Water, Everywhere!
つづく