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日曜コラム 趣味の復活

学生時代の後半になってバイクに興味を持ちました。
今年、新年のブログでも紹介させていただきましたが、
バイクで世界を旅して、それを自身のなりわいとしている人の
考え方と文章に影響されたこともあると思いますが、
基本的には空間を移動することが好きなのではないかと思います。
学生の頃のことですが、バイクで1000キロを超えるような
ロングツーリングに行くと、さすがに疲れます。
バイクに乗りながら、瞬間ですが居眠りをしたこともあります。
ヘッドライトしかない真っ暗闇を走破したこともあります。
車とは違って、外界と自分を隔てるものはなく、
恒にバランスを保つことを要求される二輪車は、
よほどそれが好きであるか、あるいは必要でないと
継続できないのかもしれません。
年明けに、たくさんのバイクが並んでいるお店に足を運びました。
イタリアのドゥッカティ、モトグッチ、イギリスのトライアンフ、
そしてアメリカのハーレーダビッドソンなどの外車、
そして世界を制覇した素晴らしい性能を誇る多種多様な
日本製バイクが、きちんと並べられています。
バイクの中古車においては外車も日本車も驚くほどに走行距離が短いのです。
私が見た外車は、2003年製でしたが、5000キロ程度しか走っていません。
1万キロを超えるものは稀でした。
今の日本、スポーツタイプの二輪車は趣味の世界であり、
実用からはかけ離れたところにあるのかもしれません。
四輪車でさえも若者の興味がそちらに向かなくなっていると
言われていますから、「いわんや二輪をや」のなのでしょう。
私がCB400Fourというバイクに乗っていたのは、23歳の時でした。
その後留学をして結婚し、子どもが生まれたのを
機会にバイクに乗らなくなりました。
その時にまた、子どもが成長したらバイクを復活すると
宣言していたのですが、車に乗ることを仕事としている人から、
「バイクに戻ることはない」と明言されました。
「寒いし、億劫だし、なにより体力がついていかない」
とその人は言いました。
あれから四半世紀以上経って、これからバイクに乗るという
意識が持てる自分にすこしばかり「いいね」を感じています。
20代前に行った1000キロ越えのロングツーリングは無理かもしれません。
バイクに乗りながら瞬間的にも居眠りなど今は到底できません。
しかし、内燃機関をむき出しにして、恒に風を体に受けながらの
空間移動は新たな発見をもたらすかもしれません。
いつになってもチャレンジの精神は忘れたくないと思っています。

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