英語の独習について
学校の授業と違って、休み期間を最大限に活用して英語力を伸ばすためには、自力で問題にあたることが最も合理的と思います。
家庭教師あるいは塾を利用するとなると、お互いの都合を考慮しなければなりません。また、教えてくれる人、あるいは組織にどうしても頼りがちになり、自主性の向上が緩慢になります。
日本式の勉強に慣れ親しんでいると、どうしても先生からの指示待ちになるように思います。これは、私が実際にこれから留学する生徒、あるいは留学して1年目の生徒などに英語を指導していて感じることです。
彼らに文法、読解問題を与えれば、しっかり実行しますし、その出来具合上々といえるのですが、私が指導できる期間は極めて限定されています。留学というゴールを達成するために、休み期間中の集中学習は、自己管理できるまでの段取りを学習することに他なりません。
ではどのようにすれば、留学を希望する生徒や留学して英語中の生徒に自主学習を学ばせることができるのでしょうか。
私は彼らに問題集の最も効果的な使い方を教えます。なるべく薄い英語文法問題集をあえて使うのも彼らがやり通すことで、その達成感を味わってほしいからです。達成感は自信に繋がります。一つでもいいから中途半端を避けて、完了することで彼らに自信というポジティブな意識を体得してほしいと思います。
日本の英語教材はよく出来ていて、私が使っている問題集には、別冊の解答編には、正解の理由と日本語訳がついています。一つひとつの問題の解答を自分が納得して理解することで、英語知識は定着します。
正解が導けて、その問題を訳すことができれば、次のステップに進むことができます。本人が解答を見ても、訳を見ても、納得できない所のみを私が解説することで2週間くらいあれば、英語の文法的基礎知識を習得することができます。
勉強というのはおおよそ、解らない所を追求できる意欲があれば、ほぼ成功するのではないでしょうか。今までわからなかったことが解るようになることは素晴らしいことです。
留学生にとって、冬休みもピーク時期を迎えます。この時期に勉強というのは酷かもしれませんが、長い人生です。それにチャレンジする時期があってもいいと思います。
