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#7 中学・高校ボーディングスクール―成績について

<昨日のブログに続きます>
中学。高校ボーディングスクール出願での成績証明書とその成績評価の実際について昨日のブログで述べました。
出願には、直接結びつかないのですが、ボーディングスクールでの成績評価についてより詳しく述べます。
ボーディングスクールでの学校生活マニュアル、Student Handbookには、成績の決め方が明確に解説されています。テストの点数、授業中の評価、宿題や課題の評価などの要素がどのように成績に反映されるのかが誰が見ても理解できるようになっています。
成績だけの評価でなく、努力点も表記しているボーディングスクールはたくさんあります。
入試時に提出される成績証明書(Transcript)には努力点は表記されませんが学内での成績について努力度が評価されるということが生徒の学習意欲を助長させることになると思います。
留学生の入学当初は、英語に大きなハンディを抱える生徒が多いのですが、学校生活になるべく早く慣れるため、数学の授業は現地生徒と一緒のクラスで行います。日本式に考えれば、「言葉が分からないから数学であってもクラスで孤立してしまうのではないか」ということになりますが、現実はひとクラスの人数が日本の1/3程度であるためそれぞれの生徒の進度が変わっていても先生がフォローできるだけでなく、留学生だけの特別メニューを同じクラスでも課することも可能です。
宿題やクラスでの発言の量と質を先生の裁量で大きく変えることもあります。そうすることで留学生がより努力を積極的にすれば、ハンディはいずれ克服できると考えるのがボーディングスクールの少人数クラスの大きな特徴と言えると思います。
英語にハンディのある留学生は、テストで留学当初から高得点をあげることができません。試験の結果がすべての日本式に考えれば、「やっていけない」ということになりかねません。しかしながら、継続的な努力が成績とは独立して評価され、少人数クラスで独自の学習ペースが可能な学習環境であるのがボーディングスクールです。そこで留学生たちは半年程度で学習に関しても独立できるのが彼らの現実です。

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