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#3 ボーディングスクール共通願書-親への質問事項

<昨日のブログに続きます>
ボーディングスクールのSSATオンライン共通願書にある親への質問事項3回目です。
What experience has posed the biggest academic and/or extracurricular challenge for your child?
How did/has your child responded to that challenge?
この質問のキーワードはチャレンジという言葉にあります。学業、課外活動で最も大きな「挑戦」というのは、学校生活のなかである特定の大目標のことを言っているのではなく、最も難しいことを指しています。学業で最も難しいこととは、苦手科目ということになります。また、課外活動のそれは、苦手な活動、すなわちスポーツのなかで球技が不得意、あるいは長距離走は苦手などという意味です。
どのような経験から、わが子の学習面、活動面での難点を見出しますかということが質問の内容です。
英語圏の教育文化では珍しく遠まわしな質問肢になります。余談ですが、この種の質問をもう一つあげると、What is the subject you think you need to improve?というのがインタビュー時にあります。この場合のimprove、上達させるということの意味は、苦手科目のことを指しています。Please tell me the subject you do not like.という直接的な言い方をしないことにボーディングスクールの品位を感じます。
「その『挑戦』にどのようにあなたのお子さんは反応しましたか」というのが次の質問ですが、その意味するところは、不得意なことにも果敢に挑戦するかあるいは、手をつけないかというようなことを学校は知りたいとおもっているのでしょう。
不得意な科目、活動をどのように受け止めるかというのは、志願者を知るうえで受け入れ校にとっては重要なことなのでしょう。
次の質問事項です。
Is there anything about the sequence of your child’s schooling that we should know? Did your child skip or repeat a year? Was your child ever asked to withdraw from any school, suspended, or put on probation? If you answered yes to any of the questions above, please share the experience here. Were there particular things you or your child learned, gained, or changed as a result of that experience?
この質問事項は、読んでのとおり、退学、停学、謹慎、留年など、学校生活での問題を問うものです。共通願書として多種多様なボーディングスクールのニーズに対応するために設定されている質問事項です。日本からの留学生の場合、この質問肢の答えは、Nothing Particularであることがほぼ一般的です。
つづく

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