留学コンシェルジュ

♯5 ボーディングスクール留学のための準備-親の準備について

<火曜日のブログに続きます>
4回にわたって、留学準備について述べましたが、今回は留学する本人ではなく、中学、高校ボーディングスクール留学の親の準備について考えてみたいと思います。一般の留学とは違い、中等教育機関への留学は、親の果たす役割は大きく、また多岐にわたります。
コンサルタントの立場として、また実際に我が子をニュージーランドに高校時代留学させた自身の経験を踏まえて、できることであれば、なるべく早い時期にコンサルタントのサポートがなくても、留学が継続できるようになってほしいと私がお世話するファミリーに関しては思っています。おそらく、ボーディングスクールの元校長やアドミッション責任者などで構成されるIECA(Independent Educational Consultant Association)のメンバーであるコンサルタントの人たちも同じように思っていることでしょう。
子どもたちが成長するということは、学業面だけではありません。精神的、社会的にも大きくなれば、コンサルタントのやるべき仕事は当然減ってきます。ボーディングスクールでは、そのような子どもの成長も立派な教育の一環と考えています。
親がコンサルタントのサポートを受ける必要がないための要件として、「英語ができること」が必須のように思われますが、現実はそうではありません。英語が十分にできても、コンサルタントのサポートを希望される保護者の方はいますし、英語ができなくてもコンサルタントのサポートから独立される親御さんもいます。
その現実を踏まえて、いえることはボーディングスクール留学においては、親子が共に留学を通して成長するということではないかと思います。今まで繰り返して述べてきたように、子どもたちの生活に必要な英語力はおおよそ1年で完成します。従って、親が英語力に自信がなくても、子どもに情報を転送すれば学校からの連絡事項などは、親へのフィードバックはできることになります。また、親子ともに1年間のボーディングスクール生活を経て、いつ何があるのかというルーティーンをおおよそ理解できます。それを踏まえれば、3年目くらいには親子で学校関連の手続きなどはこなせるようになります。
つづく

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