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ESLのカリキュラムについて-ボーディングスクール

英語力が初級で日本での学業成績も平均あるいはそれを少し上回る程度の生徒が留学する場合、ESLクラスでの英語学習は必須です。
ESLクラスが3段階に分かれている場合、初級、中級、上級とクラス編成をするのが一般的です。初級のESLクラスは英語、社会、そして理科の科目となり、ESL以外のクラスは、数学と芸術あるいはコンピュータグラフィックなど技術系のクラスを初年度は取ることになります。
次年度は、ESLクラスを2つに減らされ、理科系の科目、生物、物理、化学などを現地生徒と一緒のクラスで学ぶことになります。
3年目は、ESLクラスは1科目あるいはゼロとなります。
ESLクラスに現地の生徒はいません。また、初級のクラスにおいては、英語を全く知らない生徒から、日本の生徒に多く見られるように英語をある程度知っていても話せないだけの生徒など、各自の学力レベル、学習能力は大きく異なる場合があります。
生徒間のあまりの学力格差、そして中国系の留学生の多さ、更には中国語が飛び交い、彼らのわがままな振舞いにカルチャーショックを受ける留学生もたくさんいます。
このような状況を嘆いていても始まりません。解決策は自主的に勉強をして、ESLクラスをなるべく早く脱出することです。幸いなことに、アメリカの学校は日本ほどに授業人員や期間が固定されていません。
特にESLにおいては、そもそもその目的が留学生の英語のハンディを保護し、現地生徒と学べるための準備を整えるものですから、本人の英語力の上達が著しい場合は、後期にレベルを上げることも可能です。
そのESLですが、それぞれのクラスで何が教えられるのでしょうか。英語ESLについては、日本のように文法、語法と読解が厳密に分けられて教えられるわけではありません。文法ばかりを1年かけてやっている暇はなく、留学生は自主的に文法を学ぶことを期待されます。
その多くの時間は、英語で書くことの基本を学ぶために費やされ、自分の意見を述べ、その理由を説明するという練習に多くの時間が割かれます。
社会や理科のESLについては、その内容が留学生用に簡素化、要約された教材が用いられるか、あるいは、教科書を使わず、先生が作成したビデオ、プリント、あるいは屋外での実地学習などで留学生に各教科への学び方を教えるというのがこれらのクラスの実際です。

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