#6 Cardigan Mountain School 卒業式でのスピーチ
<昨日のブログに続きます>
昨日に続き、ロバーツさんのスピーチは具体的なアドバイスです。
皆さんは自分の好きなペンを持っていますか。
ふと気が付くと、私たちの日常から手で書く文字が急激に減っています。
私事にわたり恐縮ですが、私はちょうど10年ほど前にお世話をした
生徒の叔母さんからいただいたボールペンを今でも使い続けています。
できれば、私の子どもたちにそのペンを使ってほしい。
また、その孫たちにも使い続けてほしいと思います。
現代の若者にロバーツさんからの具体的なアドバイス、
これが最後になります。
The last bit of advice I’ll give you is very simple, but I think it could make a big difference in your life. Once a week, you should write a note to someone. Not an email. A note on a piece of paper. It will take you exactly 10 minutes. Talk to an adult, let them tell you what a stamp is. You can put the stamp on the envelope. Again, 10 minutes, once a week. I will help you, right now. I will dictate to you the first note you should write. It will say, ‘Dear [fill in the name of a teacher at Cardigan Mountain School].’ Say: ‘I have started at this new school. We are reading [blank] in English. Football or soccer practice is hard, but I’m enjoying it. Thank you for teaching me.’ Put it in an envelope, put a stamp on it and send it. It will mean a great deal to people who — for reasons most of us cannot contemplate — have dedicated themselves to teaching middle school boys. As I said, that will take you exactly 10 minutes a week. By the end of the school year, you will have sent notes to 40 people. Forty people will feel a little more special because you did, and they will think you are very special because of what you did. No one else is going to carry that dividend during your time at school.
-とても単純だけど、人生において大きな違いを生み出すこと
ロバーツさんのアドバイスとは果たしてどんなものでしょうか。
メールでなく一枚の紙に週に一度、だれかにメッセージをつづってほしい。
きっかり10分でそれを書く。
大人に、切手が何かを聞く。(切手を知らない若者がいるのです)
切手を封筒に貼る。
もう一度言うが、週に1回、10分だ。
一つ例を今、示そう。
Dear ~先生(カーディガンの先生宛)
新たな学校生活を始めました。私たちは今[-]を読んでいます。フットボール、(サッカー)の練習はきついです。でもそれは楽しいです。先生が教えてくれたことに感謝しています。
これを封筒にいれて、切手を貼り、郵送する。
私たちの多くが何らかの理由でじっくりと考えられなくなっているが、
この手紙は、自分の人生を中学生の教育に捧げた人たちにとっては、
とても大きな意味を持つものなのだ。
すでに伝えたように、週に一度10分間でこれを行う。
学年が終わるまでに君は40人の人にメッセージを送ることになる。
40人の人々が君が行ったことのために、意識を持つことになり、
それがひいては、君が特別な人物となっていく。
学校生活で誰も獲得し得ない「配当」を君は手にする。